熊野古道にレールを引いて・・・2009年02月09日 22時18分22秒

熊野古道大辺路で、世界遺産に登録されているのを知ってか知らずか、
「JR西日本の発注工事の際、国と地元自治体に無断で作業用レールが設置されていた。レールは熊野古道を横切っており、古道沿いの石垣も約4.5メートルにわたって壊されていた。」という記事があった。

ま、日本における世界遺産の認識はこんなものかなと悲しくなってきた。それも世界遺産ツアーなどと銘打ってこの長井坂もツアーにくんでいるJR西日本がやらかしてくれた。
運搬用レールでシシ垣を壊してしまったというが、レールを引くところまでには、必ず世界遺産という看板があったはずである。それを見れば、当然報告の義務があることが分かりそうなものだが・・・
せめて和歌山県には工事の連絡はすべきである。
大辺路の古道ルートを歩く人は、工事の期間、不粋なレールを見ながら歩くのだろうね。
センスの問題やね。少し情けない。
そのレールに大きな字で書いておいてもらおう。
「JR西日本設置運搬用レール」と。