鞆の浦2009年10月03日 00時11分35秒

鞆の浦の埋め立てを広島地裁は差し止めました。
うれしいですね。きれいなところは、きれいなままできちんと残していかなければ、あとで悔やんでも遅いです。それは過去の事例でもよく分かります。
県や市は、「投資効果との比較の中で、極めて客観性に乏しい結論だった」と批判しています。また、「今回の計画は景観を侵すものだとは思っていないし、公共性の高いもの。地区のほとんどすべての方が計画を望んでいる」としていますが、これは地域だけの問題ではないと思います。あのアベシンベル神殿がナイルに水没しそうになったとき、世界中がお金を出し合って移設したのですよね。
文化財というのは、その地域が勝手に出来るものではないと思います。観光を目玉にするのなら、よそからきてもらわなければいけませんが、埋め立てられた鞆の浦にとても行く気にはなれません。
今の姿が魅力あるから、人も訪れ埋め立てをしないでという声が上がってきたので、そのあたりを県や市の方々はきっちり認識すべきだと思います。
この判決を機会に、全国の公共事業をきちんと見直してほしいですね。
特に、埋め立てや河川改修工事などの生態系に影響が大きい工事については特に研究し、どうしても工事をしなくてはいけない場合でも、その影響を最小限にすべきです。
諫早湾干拓事業などは即刻中止すべきだと思います。
地球環境の悪化や温暖化で、毎日おびただしい数の生物が絶滅していると聞きます。無駄な工事で生態系を壊すのだけは止めなければならないと思います。

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