自然は大切にしましょう2013年07月01日 23時09分02秒

太子町の田の中にはカブトエビがたくさんいました。
このカブトエビ、生きている化石なんですね。
我が町の田にもたくさんいます。この生物がいることで田の草を食べてくれ、農薬を散布する必要がないのです。
でも最近はこの小動物がいる田が少なくなりました。
農薬を撒くからでしょうか。

このエビは、ミジンコの仲間らしく農繁期のあいだに繁殖して卵のまま数年は持ちこたえるらしいです。
それが何億年も生き延びてきた要因でしょうね。
よく見ると映画のプレデターの顔にも見えますが・・・

こうした生命力が有り、人間にとっても有用なものは絶滅させてはいけません。
しかし現実は少なくなる一方です。

その昔、田のあぜに沿った溝にタマ(タモ網)を入れておくだけで、小鮒やメダカが嫌というほど獲れました。
今はそんな田は都市近郊では皆無に近いですね。
琵琶湖周辺ではあるかな?
カブトエビ

カエルもうんと少なくなりました。
まだ太子町の田はケロケロとよく鳴いていました。
下の写真はこの姿勢のまま干からびたカエルくんです。
少し恨めしそうに虚空を見つめています。

最近の新聞記事でも鰻の世界的な減少は憂慮すべき時期に来ているということで、絶滅危惧種になる可能性もあるそうですがそれは当然の結果ですね。
前にも書きましたが繁殖させずに食べるばっかりですからね。

カブトエビやオタマジャクシ、そしてフナやメダカが繁殖できる田んぼにし、3年ほど皆がうな丼を食べるのをやめたらきっと増えると思います。

何とかして増やしたいですね。