新聞で2013年10月03日 23時20分31秒

20年までに電線を地中化すると書いていました。
いいことですね。

遅すぎましたが。

世界を見ると、ロンドン、パリ、香港などは100%、シンガポールは83%ほど、ソウルも43%ほどが地中化されています。

翻って、東京23区は41%、大阪市は35%ほどです。名古屋なんかは21%です。
これが都市部の数字ですので、地方へ行けばほぼ100%電柱です。
日本全体で地中化率は15%位ということです。

寂しいですね。

私はブログでも何度か無電柱化を書きましたが、ほとんど進んでいないです。

ヨーロッパの町並みのきれいさは、やはり電柱がないからだと思います。高野山は無電柱化になってきれいになりました。

じつは高野山の通信線を地下におろす設計を私がしました。もう30年くらい前のことです。
そのとき電力線はコストが高いということで、結局無電柱化は実現しませんでした。

世界遺産になってやっとすべて地中化されました。
今高野山はすっきりし、全然違った景観になり、いい町並みになりました。

景観について無頓着で、行き当たりばったりの都市計画をやってきたのをやっとここに来て国土交通省も無電柱化に着手しそうです。

これはオリンピック効果ですね。

今後は宅地造成の際も、地中化しないと許可しないなどの縛りをつくり、街の景観にもっと関心を持ってもらうようにしないといけないと思います。でないといくらでも増えますものね。

これから注目していきたいと思います。

電柱を地中化し、都市計画をきちんとすれば土木工事も必要になり、地方の建設業界も潤うのではないでしょうか?
コストは上がりますが無駄遣いではないと思います。

外国からの観光客を倍増させようと思えば、外国よりいい景色が必要です。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kikuo.asablo.jp/blog/2013/10/03/6999730/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。