藤原鎌足の墓2013年12月26日 18時10分39秒

昨夜テレビの録画で見たのですが、大阪府高槻の阿武山(あぶやま)古墳で戦前に発見された棺(ひつぎ)に副葬されていた冠帽が、当時最高級の技法とされた綴(つづ)れ織りで金糸を織り込んだ可能性が高いことがわかったと言っていました。

その墓は、被葬者として大化改新で活躍した藤原鎌足(ふじわらのかまたり、614~669)と言う説がほぼ間違いないと言っていました。

「日本書紀」では、大化改新のきっかけとなったクーデター「乙巳(いっし)の変」(645年)の立役者の鎌足は、死の直前に盟友の天智天皇から最上の冠位「大織冠(たいしょくかん)」と大臣の位を贈られたということで、この阿武山古墳の冠帽がこの大織冠の可能性が高いと結論づけた。と言うことでした。
レントゲン写真が残っており、それによると鎌足は狩りに出て落馬し、その傷が元でなくなったのではないかと言うことです。
手の肘がテニス肘になっていることもわかり、弓を引きすぎそうなったと推測していました。
昔の弓はかなり力がいったのですね。

クーデターについては、談山神社で見た蘇我入鹿の首がちょん切れた絵巻を思い出しました。

これでまた日本書紀の記述の証明がひとつできました。

面白いですね。

会社に伊藤さんという人がいますので、ルーツはこの藤原鎌足なのですね。
「世が世ならお公家さんやね」といって皆で盛り上がりました。

写真は先日青蓮寺に行く道の途中にあった、お地蔵さん?道祖神?国籍不明な感じです。