奈良へ 霊山寺2014年07月20日 23時21分33秒

今日は雨のつもりがいい天気になったので久しぶりに奈良に走りました。
まだ行ったことのない登彌神社と霊山寺を見ることにしました。

登彌神社は、粥占いで有名です。

社務所はありますが無人でした。
なかなかの本殿で、深い歴史を感じさせました。
登彌神社

登彌神社

登彌神社


そしてバラの寺の霊山寺へ。
このころまた雨が降り出し、雷も鳴り出しました。
それほど大降りではなかったので助かりましたが、傘を持って参拝しました。
霊山寺

バラは少し時期が遅れていましたがまだきれいに咲いているものやつぼみもあり、最盛期の美しさを彷彿とさせました。
霊山寺

本堂は国宝です。
さすがの貫禄がありました。
霊山寺

本尊は薬師如来、脇侍の月光、日光菩薩、12神将はいずれも重要文化財です。
写真を撮りたかったけれど撮影禁止。残念。
霊山寺

ちょうどお寺の修業僧のような方が、本堂に来たので聞いてみました。

「なかいいお堂ですね」
「はいできてから1300年経っていますが建築史的にも貴重な建物ということです。細かい細工をしていますがひずみがありません。それはこのお堂が、一つの山から切り出された木で造られているからということです。それとこの手すりのある回廊は珍しい」

ということでした。

特にここの本堂の天井は秀逸でした。鑑定団風にいうと、
「いい仕事していますねー」という作りでした。

三重の塔にもこうした天井があるのですが、材木が同じ山産でないのか少し狂いがあるということでした。
霊山寺

三重塔も鎌倉時代中期の建物で、重要文化財です。
ほかにも鐘楼や本堂にかかる薬師三尊像の掛け仏なども重要文化財です。

三重塔はスリムでバランスのいいスタイルです。
霊山寺 三重塔

蓮の花もきれいに咲いていました。
霊山寺

境内にゴルフ場やきんきらきんの白金殿や黄金殿など少しなじめない建物もありましたが、なかなかいいお寺でした。

確か奈良検定にもテスト問題で出た感じがします。

天気予報通りに大雨にならなくてよかったです。