大台ヶ原2014年10月27日 22時25分53秒

大台ヶ原に昇るごとに山がやせていっているのが気になります。
看板にもありますが、全体的で構造的な悪条件が重なってこんなに枯れていったのだと思います。
大台ヶ原

尾鷲辻の東屋で登山客が話していた言葉に、
「まるで心斎橋みたいな人出だった」ということで、この日は多くの人が昇っていました。昇りやすくするために道路をつけて人が来やすくすると、山が荒れます。

ハイヒールや雪駄で昇ってほしくはないのですが、いますものね。
大台ヶ原

看板にも書かれていますが、私は酸性雨の影響も大きいと思っています。
木の枯れ方が、ヨーロッパの枯れた山の木と同じです。

それとやはり鹿の食害でしょうか?
それだけではないと思います。

大台ヶ原

ここ大台ヶ原は日本一の多雨地帯ですから、きちんと植林をすれば森は復活するとは思いますが、それ以前にしなければいけないことがあると思います。

大台ヶ原は近畿の水瓶ですので、林が復活しないと山の保水力がなくなり、大変なことになります。

国全体で考えて、こうした危機的状況にある山やそして川を、復活させていかなければいけない時期に来ていると思います。

まず空気を地球全体できれいにして、海や川をきれいにして、生物の復活をして、もったいない意識を掲げ生活するようにすれば、復活も早いと思いますが、現状では難しいですね。

日本が欧米と競べてすごく遅れていることが、気になります。