磯の香を取り戻したい2015年01月06日 23時55分30秒

今朝の新聞に瀬戸内の海がやせていると言うことが、書かれていました。

香川県では2000年度に9億7000枚あった生産量が、昨年は3億5500万枚までに激減したと言います。

山から来る栄養素を軽んじていた結果だと書かれています。
私もそう思います。

単に森を復活するだけではいけないと思います。
今里山を歩いても、ドングリやクヌギ、そしてブナやナラの栄養を供給する木々が何となく疲れている感じがします。

以前にも書きましたが、ドングリの林に分け入ると甘酸っぱい樹液のにおいが充満していましたが、最近はそのにおいが薄く感じられるのですけどね。
元気がなくなっています。
これは木を切らないからだと思います。

そのことと同じ事が記事の中にも書かれていました。

そうなんです。
磯の香りが乏しくなっているのです。
塩のにおいが薄いのです。

「専門家」の皆さんは、いろいろ差し障りがでるのであえて言及を避けていましたが、都市開発や山の荒廃が、影響していることは明白です。

漁師さん達が「森は海の恋人」と叫び始めたことはいいことですね。
お抱え「専門家」は無視して、いいと思えることはどんどんやっていってほしいですね。

潮風の中で育ったものにとって、山や海が元気であることはうれしいことです。