たかがよもぎ餅されどよもぎ餅2015年05月04日 20時06分59秒

5月の節句です。
あっという間に来ました。

5月になるとこどもの日の餅を思い出します。
私のこどものころ家では、「えべつもち」といって山に自生している「えべつ」という葉っぱをとってきて、小麦粉を練って中に餡を入れたものをその葉っぱで包み、蒸して食べました。

甘いものをあまり食べられなかった当時、うれしい食べ物でした。
5月に食べるものとして柏餅とよくいわれましたが、私の場合は「えべつもち」でした。
その葉っぱを山で見かけると、当時のことを懐かしく思い出します。

そして我が家の「よもぎ餅」は、当時は芋を蒸して、これも蒸したヨモギの葉を練って少しの砂糖で味付けして食べました。
これは結構おいしかったです。
正月の餅もヨモギを入れたものもたくさんつきました。

今思えばヘルシーな食べ物です。

先日山辺の道で、よもぎ餅を買いましたが、ヨモギはほとんど入ってなくて着色料のみでした。
これって詐欺ですね。値段も高かったです。

これまであちこちでよもぎ餅を食べましたが、観光地で純粋なヨモギを使って餅にしていたのは、長谷寺と吉野の大門の前の店だけでした。

それでも5月の節句にはなんとなくお餅を買ってしまいます。
今年は近所のスーパーで買いましたが、やはり大量に作るものはソルビン酸などがきっちり入っています。
一応原材料に「ヨモギ」と書かれています。
さてどのくらい入っているのでしょうね。

これからのひとは、「本物」が食べられなくなるのではないかと心配です。ソルビン酸などという訳のわからない防腐剤が今ほとんどの食品に混ぜられていますが、人体に影響ないのでしょうけか。

とにかくいろいろ不満はありつつも、今年も巡ってきたこどもの日、やっぱり柏餅を買ってきました。

今日は仏壇に上げて、明日頂きます。

そうそう、これを撮ったカメラはオリンパスのE-M5でレンズはフォーサーズの12-60mmff2.8-4。この組み合わせはすごいです。