まちの看板2016年11月25日 12時34分31秒

通勤で乗る駅の近くで見つけた看板。

「ふんとむしするな犬のふん」

絵を見、文章を見ると、何とも訳のわからない感じがします。
書いた人はいいフレーズがでたと、してやったりと思ったりしてるでしょうね。
不要な看板ですが、まちなかのおもしろ看板としての価値があります。

好きです。こんな看板。

それでついカシャ!

話はころっと変わり、昨日文楽を見ましたがその中で狐が出てくるシーンがありました。
どういう演じ方をするのか楽しみに見ていましたが、よかったです。
基本的には犬の仕草に似るのですが、やはり狐は狐の演じ方があるということを後の座談会でも言っていました。

かなり狐の仕草を研究していて、さすがプロと感心しました。
静御前と佐藤忠信の道行きを表現していましたが、動きが面白くつい引き込まれました。

文楽は歌舞伎にも負けない面白さがありますね。

残念なのは、浄瑠璃の言葉がわかりにくいことで、語る人は昔を踏襲しているので聞く耳があればわかるのでしょうが、なれていないので理解できない部分が多々ありました。

思うに、こうした伝統芸能に日常不断に接していた江戸から明治にかけての人々の方が、こと日本語にかけてははるかにレベルが上だったといえます。

英語もできず日本語も理解できないうえに和製英語でごまかされ、やたら小難しい文章や言葉で肝心なところをはぐらかされている我々。

しっかりしないと、この日本丸はいつ漂流して妙な方向にいくかわかりません。
せめて世界のトップの方に位置していればいいのですが、むしろ取り残されている日本です。