食べ物昨今2017年12月15日 12時26分33秒

ウツボの佃煮原料
最近やたら健康番組が多いですね。
バラエティ化しているのでほんとかな、と疑ってしまう結果があります。
それに肝心な知りたいところになるとコマーシャルが入ります。

腹が立ちます。

食材でも体にいいというものを新しく発見したような感じで説明していますが、ほとんどが昔からあるものが多いですね。

DHAがいいといわれていますが、サバやアジのDHA・EPAは肉が高くて食べられない庶民はそればかり食べていました。
私なんかは祖父が漁師をしていた関係で、毎日イカやアジ・サバなどのとれたて魚の刺身ばかり食べていました。

「又魚か」とよく文句を言ったものですが、あの当時の魚料理を今食べるとすごく高価なものになると思います。
みそ汁もトビウオのぶつ切りなどがよく入っていました。
煮つけはキンメダイやムツ・のどぐろなどでした。

今思うと贅沢でした。

サプリメントもスッポンやらシジミのエキスで作ったと大宣伝をしていますが、子供のころは、スッポンより強力なウミガメを時々食べていました。
ウミガメは国際保護動物なのでほとんど食べることはなくなりましたが、串本はカメを食べる文化があるので、寄り集まりがあった時などさりげなく食べられる時があります。

カテキンカテキンと言われますが、子供のころは一年分の茶葉を家の畑で摘んで夜中に手でもみ作っていました。
お茶を入れた後の茶葉は掃除のとき畳に撒いて、ほこりをとると同時に畳表につやを与えました。

それやこれやで新しいもののように販売されているものも、昔からある物がほとんどです。
ご飯も麦や粟入りでした。

糖尿病も外国資本のファストフード店ができてから急に多くなったといいます。

もう一度環境や食生活を、昭和30年代の頃に戻したら、日本はもっと豊かなで健康な国になるのではないかと思っています。

写真は1978年の串本海岸で、この光景は今もあります。
これでウツボの佃煮を作りますが、このウツボの佃煮、ファンが多いのです。