同一労働同一賃金?2018年01月29日 12時37分28秒

A首相が同一労働同一賃金を強調していますが、じゃどう言うのが同一労働か、また同一賃金にするための課題などが全然論議されないまま、当たり障りのない夢のような言葉でケムに巻こうとしています。

私も50年以上働いてきて組合役員管理職も経験していますが、行き過ぎた平等主義は社員のモチベーションが上がりません。

今のまま、同一労働同一賃金の実現してしまうと、正社員のやる気がなくなるのではないかと懸念します。
正社員として頑張っていても非正規社員と同じ横並びの賃金ではやる気がでません。

少し前までは非正規社員は、特殊技能があるエキスパートが多かったのですが、今は仕事の区分がなくなってきつつありますものね。

転勤などの可能性があるとなると正規社員はそのほうでもプレッシャーがあると思います。

今論議されているように単に言葉だけで、同一労働同一賃金が行き過ぎ(えてして日本はそうなります)、頑張っている人・頑張っていない人の間で、同一の賃金になってしまうと、それは平等という名の不平等であると言えます。

トップを走り業績も上げている優秀な人材を適切に評価し、全体のバランスをとっていくにはどうするか、ということを国民全体で真剣に考えなければいけないと思います。

国際的な競争力が落ち続けている今、日本の産業界は岐路にあり、今きちんと賃金や労働条件などをより良い形に改善し働きやすいものにすれば、また元の競争力が出てくるような気がします。

写真は先日スキャンした、1976年の古座方面の散髪屋さんです。
結構お客さんが来ていました。

「さんぱつ」という言葉が懐かしいです。
建物も何とも言えない味があります。



今朝起きた時温度計を見ると0℃でした。
ほんとに寒さが続きます。