動物nことなど2018年09月19日 23時01分18秒

新聞の文化面で、宮崎学さんの文章が載っていました。
私の好きな写真家です。

夜間けもの道を歩く野生動物の鮮明な写真に衝撃を受けたのを思いだします。

その宮崎さんの文章の中で、雪や氷を溶かす融雪剤(塩化カルシウム)が全国の道で使われだしたが、それが野生動物に栄養を与えているということを書いていました。

鹿や猿が路上の塩化カルシウムをなめるようになり、栄養が確保され増殖につながったということでした。

人間社会が自然界に思わぬ影響を及ぼしたのです。
初めて知りました。

宮崎さんは文章の中で、手つかずの自然こそが自然だと考える人がいる。しかし、人間の手が入った自然もまた自然である。その中で動物は生きる道を見つけていく、とも書いていました。

そうですね。
最近の植林地は手入れをする人が年々少なくなり、自然でない自然が出来上がっているところもあります。
それが自然をいびつなものにしている感じがします。

野生動物が人里近くに出没するのも、餌のない植林が増えたのと、道路の塩化カルシウムがあるからかもしれません。