多治見モザイクタイルミュージアム2018年09月30日 22時40分45秒

昨日、ウンドーカイが雨で流れたので、見たこともないところ、ということで多治見市のモザイクタイルミュージアムに行ってきました。
ミュージアムと言うより、何かのオブジェみたいな建物で、ジブリの森に立っていてもおかしくないデザインでした。

これがミュージアムかな?と半信半疑で入口の木の自動ドアーを入りました。

多治見市モザイクタイルミュージアム

入場料は大人300円、やすい。
やすいのでたいしたことないと思っていました。

結構こだわった扉のエレベーターで4階まで登りました。
4階は丸くあいた天井から空が見え、雨がかかりました。

これも演出でしょうね。

多治見市モザイクタイルミュージアム

雨が降ってもタイルばかりだから大丈夫。

多治見市モザイクタイルミュージアム

展示品は、大正、昭和時代の懐かしいタイルの洗面所とか風呂が有りました。
壁には色々な種類のタイルの絵が有り、ポルトガルのアズレージョを思い出しました。

多治見市モザイクタイルミュージアム

古い我が家にもありました。

多治見市モザイクタイルミュージアム

こんなお風呂を使っているおうちがありましたね。

多治見市モザイクタイルミュージアム

銭湯のものでしょうか。壁面のタイル画も新しいものではなく、割れているものや修復跡のあるものがいろいろありました。

多治見市モザイクタイルミュージアム

今度は階段で降りて、3階、2階もタイルの歴史等が説明されていました。
タイル普及に尽力をしたスーパースターがいて、苦闘した歴史が表現されていました。

1階は売店と体験工房が有り、私はフックにタイルを張りました。
この手作りの工房は人気がありたくさんの人が、写真立てなど思い思いにデザインしていました。

多治見市モザイクタイルミュージアム

一面タイル張りの車。これが走ったら面白いですね。

多治見市モザイクタイルミュージアム

多治見市モザイクタイルミュージアム

このミュージアムは、藤森照信氏がデザイン監修したユニークな博物館です。
モザイクタイルだけの博物館なんて初めて見ましたし、博物館にしにくいテーマですがうまく作っていました。

藤森さんという人の名を聞いて、あれ?どこかで聞いたことがあるという気がしました。思い出しました。
赤瀬川源平さん、南伸坊さんたちと「路上観察学会」を立ち上げブームを巻き起こした人でした。ショップで藤森さんの本をいくつか販売していたので、記念に「建築探偵の冒険」というのを買いました。

建築と言うから硬い本かなと思い身構えて読み出しましたが、面白くてどんどん読んでしまいました。

決まり切った、おすまし顔のミュージアムよりこういうミュージアムの方が地方のものとしたらグッド。

面白かったです。