赤とんぼのことなど2018年10月25日 12時36分03秒

今朝は11度でした。
一気に寒くなってきました。
まだ夏用のスーツですがそろそろ冬用が必要になってきました。

先日のニュースで、童謡「赤とんぼ」を作詞した三木露風のふるさと兵庫県たつの市で、NPO法人が赤トンボ(アキアカネ)の人工羽化に取り組んで10年経って、今年は過去最多の351匹が飛び立ったといいます。

様々な環境の条件を研究して今年はかなりの数が自然に帰ったといいます。
私のずっと若いころにはいやというほど飛んでいて、ギンヤンマを釣る餌などにしましたが、最近はあまり見かけません。
いるところにはいて、乱舞していることもあるのですが、昔の数とは比べ物になりません。
昔は時季になれば、大阪も東京も乱舞していました。

田んぼや川が昔のままであれば、数は減らないと思いますが、繁殖できる場所を奪っておきながら、少なくなったから養殖して増やそうとしても、ある意味もう遅いですね。

一番手っ取り早い方法は、小川や水たまりを昔の状態に戻せば、自然はそれほどやわではなく何年かすれば必ず増えてくると思います。
それでも私は最低20年かかると思っています。

紀ノ川でも田んぼへ行く水路が段差のあるものになり、フナやナマズが田んぼに上がれずその数が目に見えて減ってきています。

琵琶湖のある地域は、その水路の復活をしているというニュースも少し前に見ました。
田んぼにフナやナマズが戻ると彼らは田んぼで産卵し、その卵や幼魚がトンボのヤゴや肉食昆虫の餌になり食物連鎖のサイクルができ、赤とんぼももっと増えると思います。

たつの市の取り組みをこれからも地道に進めて、飛び立つ赤とんぼの数を増やしていってほしいですね。

写真は大普賢岳頂上のアキアカネです。
夏の暑いころは山の上のほうにいて、秋が来ればふもとに降ります。

これは2016年8月に撮りました。

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