写真のことなど ― 2018年10月31日 21時58分12秒
もう長いこと写真が好きでカメラをいじってきた。
なぜ面白いのかとよく聞かれるけれど、とにかく面白いのである。
理屈抜きである。
人は普段の生活で必要なところしか見ていないし、またそれで満足している。
勤めに行くときも遊びに行くときもまずは必要なところしか見ない。
私もそうであるが、ひとたびカメラを取り出すと必要でもないところに目が行く。
思いがけないところを見つけてしまう。
想定外のところを見つけてしまう。
またそれがどんなに古いものでも新鮮で、長い年月の間に忘れ去られたようなものでも新しい命が宿ったような思わぬ状態に変化しているが、それらに気づき、写真にするのが楽しいのである。
街角を行く人の何気ない表情もまた面白い。
動植物の命の一瞬も面白い。
とにかくファインダーを覗いているだけでわくわくしてくるのである。
今夜はハロウィン。
昨年は天王寺駅をたくさんの黒ずくめの集団が歩いていてビックリしたが、今年は帰宅の時間が早かったせいもあり、一人も仮装している人には、会わなかった。
しかし日本人も忙しくなったものである。
正月から始まり、バレンタインデー、クリスマス、結構カタカナのイベントが多くなってきた気がする。
中秋の名月などを愛でる、本来の日本の節季節季の行事が忘れ去られるのではないかと、心配である。
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