フィルムのスキャン2018年11月21日 22時16分09秒

以前から時間があればフィルムのスキャンをしているが、結構面白い作業である。
度々書いてきたがスキャンした古い写真を見るのは楽しい。

デジタルデータにしてよくなったのは、リサイズするときネガの傷やホコリの修正が簡単にできることである。
フィルムの時には印画紙に焼き付けたあと画像にホコリなどがあれば、スポッティングといって爪の上で墨をすり小さな筆で印画紙の白いホコリの跡を銀塩の粒子の大きさで丁寧にたたくように消した。

デジタルになって楽になったのはそのやっかいな作業がコマンドでできるようになったことである。

マウスでシュッシュとなでれば、簡単にきれいに傷やホコリの跡が消せる。これはすごい。

カラーネガフィルムの退色が進んだのもあるがそれらはある傾向があることに気がついた。
退色がひどいのはどうも同じカメラ店のもののような気がする。
処理の問題のせいだろうか?
私が現像した白黒でも定着液の匂いが強いものは変色したりカーリングがきつかったりする。
これは定着処理が悪かったか水洗処理が悪かったせいだと思う。

ともかくネガからデジタルに変換されて画像が出てくると当時のことが思い出されて楽しい。

スキャナーはキヤノン製でもうかなり長いこと使っているが元気に動いてくれる。
まだカタログにあるのでかなり完成された製品なのかなと思う。