文楽の夕べ2018年11月29日 23時13分15秒

新聞社からもらった文楽の夕べに出かけた。
竹本住大夫さんがなくなったので、開催をどうするのかと思っていたが、今年もあった。

第一部は対談で、
「襲名 つなぐ芸 挑む境地」
というテーマで、竹本織大夫、吉田玉助の二人が襲名した経緯や意気込みを語ってくれた。
進行役の森西さんの司会は秀逸だった。会話のテンポもよく話もよく分かるようにガイドした。
予定の7時ジャストに対談は終わった。
二部の文楽ミニ公演は、
「妹背山婦女庭訓」の道行の段であった。

面白い演目であった。

最後に座談会、
「楽しい文楽鑑賞法」は、竹本文字久太夫、鶴澤藤蔵、桐竹勘十郎の各氏が文楽の魅力を語ってくれた。
話を聞きながら思ったが、日本の伝統芸能の特徴は、「間」にあると感じた。これは文楽だけではなく、歌舞伎でもそうである。
狂言も能も間が大事である。

3人の話の中でも、三味線、義太夫、人形遣いのそれぞれの間のとり方が物語の臨場感を出している、といっていた。

毎年参加しているこの催し、毎回楽しい。
中央公会堂のクラシックな雰囲気が文楽にちょうどあっている。

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