がんは外国では減っている2019年03月15日 17時45分32秒

今日のyahooの記事で、「生涯2人に1人、日本の「がん患者」なぜ増える?」と題した記事があった。
 
やはり大きな原因では、米国に比べ日本の禁煙への取り組みが遅れた、と書いていた。
厚生労働省は1月、2016年に99万人が新たにがんの診断を受けたと発表したが、がんになる人は増え続け、日本人は生涯に2人に1人がかかる計算というのはニュースでもしばしば出てくる。
米国では新たにがんになる人が減少している。日米でどうして違いが生じる原因も書いていた。

世界保健機関(WHO)のデータで基準をそろえて比較すると、10万人あたりの新規患者数は、日本は10年に266人と00年に比べて15%増えたという。
一方、米国は303人と同7%減っているらしい。
がんにかかる割合は日本の方が低いとはいえ、推移をみると日米で逆の動きをたどっている。

がんにかかる部位のデータを見ると、日米の違いを生む要因が浮かんできた。
たとえば肺がんにかかる男性の割合は、米国では00年比で21%減った一方、日本は6%増えたという。
国立がん研究センターの松田智大・全国がん登録室長は「たばこ対策の違いが大きい」と指摘している。男性の喫煙率は米国は25%に対して日本は34%で、喫煙率が早くから低下した米国では、肺がんがはっきりと減っているという。

乳がんでも大きな違いが生じている。
米国は乳がんによる死亡率が13年までの20年で36%下がった一方、日本では逆に33%上昇しているらしい。要因の一つが早期発見の遅れで、15年の日本の受診率は41%と米国の80%や先進国平均の61%を大きく下回っている。
米国では、大腸がんを内視鏡で早期発見して小さいうちに取り除く手法が定着しているが、日本は遅れているらしい。

健康面でも世界の先進国から後れを取っている。
テレビでは健康番組が増えているが、基本的な国民の意識が低くては、駄目である。

自分の健康は、自分で守らなければいけないのが基本だが、そういう意識を子供のころから植え付ける必要がある。
日本のこれまでの教育は、保健の教育がおろそかで、教育の現場では体育が重視されてきたからだということも書いていた。そういえば小中高と保健について詳しく教えられた記憶がない。

春先は三寒四温といわれるが、今朝も2℃だった。
バイクで走るにはちと寒かった。
早く気楽に走れるようになってほしいものだ。