今朝は3度だった。2019年11月29日 21時53分02秒

今朝新聞を取りに行った折、温度計を見ると3度だった。
夏が長く続いたと思っていたら一気に1月の気温になってしまった。

寒い。

最近はITやらAIやらでコンピューターやスマホなどに目がいっていたが、繊維も飛躍的に進化しそうな兆しがある。
現在繊維はほとんどが、ポリエステルやナイロンといった合成高分子材料が使用されている。
それらの原料は石油だが、石油は枯渇の可能性があるという。
一方クモの糸を始めとしたタンパク質は持続可能な資源な上に、ナイロンのように伸び縮みし、鋼鉄の340倍強靭である。
そのため新しい繊維として注目されているらしい。

例えば、クモの巣以外にも昆虫の関節の成分であるレシリンは非常に高い弾力性をもち、シロアリの顎はチタンと同じくらいの硬度があるという。

これらのタンパク質を人工的に合成することで、強度、弾力性、耐久性、柔らかさなどの優れた繊維をつくることができるのだ。
それらが安く作れるようになればすごい。
それらの素材をうまく組み合わせて今までなかったようなアイテムができそうな気がする。
各社がしのぎを削って研究しているという。
すでに試作品もいろいろ出ているらしいがまだ手の届くところにはない。
しかしフリースも出たときはずいぶん高かったが今は、安い。
各社が開発すれば夢の素材が夢でなくなり、そして一般人にも安く手に入るようになればあらゆるところで脱石油が可能となるかもしれない。

写真は1974年に山で捕ってきたオニヤンマのヤゴを家で飼い、日がたち羽化したところである。
そういえば、トンボの羽も研究してそれに匹敵するぐらいの軽さと強度を持つ素材ができたらいいなと思う。そして彼らの飛ぶための腱やら筋肉などを合成出来たらまた別の面白いものができるかもしれない。

もともとがタンパク質だから人間の組織にもなじみ、ハンディキャップのある人の補助具などに活用できるのではないか、と期待している。

楽しみである。

ちなみにこのころのヤゴのエサは、メダカであった。
当時メダカは田圃の脇を流れる小川でいくらでも捕れた。

おにやんま

羽化してすぐのオニヤンマ。


少し体が黒ずんできたところ。


幼虫のオニヤンマ。
これも畑の水ガメにいくらでもあった。今はめったに見かけなくなった。
メダカやミミズを毎日たくさん食べた。

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