読書について2019年12月06日 22時29分32秒

私は布団に入り少しの活字を見てから寝る。
それが寝つきが悪い時には長くなり、眠い時には2,3行読んだだけで明かりを消す。
活字は眠気を誘う睡眠薬のようなものである。

先日の新聞に、日本の15歳の読解力のテスト結果が8位から15位に急落したとニュースで書いていた。
15歳といえば中学3年生くらいかな。
一番本が読みたいときであるが皆スマホに走っている。
これでは順位が下がっても仕方がない。
通勤電車の中でも本を読んでいるのは少数派になってしまった。
活字離れが進んでいる証拠だろう。

これはよくないね。

ヨーロッパが商店の看板など素敵なのがあるが、あれは文盲がおおく字が読めない人が多かったので、デザインでその店が何を売っている店か知らせるためにレベルが上がったのだという。
日本は、幕府の広告を、路地に高札を立てて長い文章を書いていてもほとんどの人が、読めた。
それほど日本の識字率は高かったわけだが、今やスマホに夢中で、長文を読まなくなっている。
これでは、いくらグローバル社会を目指そうといっても駄目である。

ディベート力も文章力もなくなって、どうして外国と渡り合えるか。
それらの力のある少数派が社会を動かし、日本がますます格差社会になりはしまいかと心配する。

幕末にペリー一団が、日本人の識字率や勤勉さに感嘆し、
「いずれこの国は世界の一流になる」と言ったらしいが、今や三流国家になろうとしている。

頑張らなくちゃ。

写真は、見る人がいなくなった空き家にたまった新聞など。