最近の紀ノ川2020年02月11日 21時15分15秒

最近紀ノ川流域がクレーンが林立したり、ダンプカーの出入りが多くなってきた。
台風や大雨で各地で被害が出ているが、紀ノ川は先手を打って改修しようとしているのだろうが、コンクリートむき出しの護岸は作ってほしくないね。

この前の災害も、遊水池にしなければいけないところに家が密集し、昔からの理にかなった水害対策工法が、効果なかったというのがいわれていた。
これは家を建てた人に責任はなく、それを許可したところが悪い気がする。確かに川のそばは、田んぼが多かったので平地が多く、宅地にしやすいが、元々は洪水の時の水の逃げ場にしていたところが多い。
そこに町を作り洪水になれば、浸かってしまうのは理の当然である。
洪水により山の肥沃な土が運ばれいい土になるのはよく知られたことである。
それと上流にダムがあるところがよく問題にされる。
特に多目的ダムの放水により、洪水が引き起こされたところも多い。
古座川もそうである。

コンクリートむき出しの護岸を作ると水の流れが速くなり、余計洪水が起こる確率が高くなるのではないかと、不安を感じる。
さらに動植物の繁殖の場が奪われはしないか、という疑問も残る。
いずれにしろ先人の知恵を学習して、いい護岸を作ってほしいね。

写真は1989年(だと思う)頃紀ノ川河口付近を整備したときのものである。
今の護岸工事の看板は、カラーで賑々しい。