降りそうで降らなかった一日2020年06月26日 23時17分26秒

初めて買った一眼レフはオリンパスペンFTだった。
友人がペンFを誕生日のお祝いに親からもらったと言って自慢そうに見せていた。
当時お金がなくてキャノンデミを買った。結構高かったがさすがキャノンで、よく写った。
PENFTは、働き始めた夏頃、月賦で買った。値段は忘れたが一眼レフなので安くはなかった。
よく写ったが、ハーフサイズでフィルムが倍使える分、現像代が馬鹿にならないため、写さず当時の写真はあまり残っていない。
そして、フルサイズのペンタックスSPに買い換えて、撮っていたがどうもしっくりしなかった。この頃現像も焼き付けも自分でやり出した。
しばらく使っていたが、オリンパスOM-1がでたので迷わず買った。
期待に違わずこのカメラはよかった。コンテストなどにも入選した。
使う感覚がぴったりだったのか感性がマッチしたのか、とにかく撮りたくなるカメラであった。フィルムの本数も飛躍的に増えたのもこの頃である。

そんな素晴らしいカメラを供給してきたオリンパスがカメラ部門を売りに出したという。デジタルの世界でもフォーマットが小さいにもかかわらず他メーカーのフルサイズにも負けない画質で撮れている。
そんな写りのいいCCDを是非フルサイズにと思っていた。
パナソニックはフルサイズを出した。
しかし会社としてデジカメ作りの採算が悪いので、とうとうギブアップしてしまった。

日本が負け続けているものつくりで、ほぼ唯一他国がまねのできないクオリティを持ち世界を席巻しているのがカメラ業界である。
しかしこれがサムソンなどに買われれば、国産カメラの絶対的な優位性も危なくなる。
そうなるとかなりさみしい。

キュウリが実をつけたしゴーヤも花が咲いた。
これから楽しみが増える。
それと廃屋で咲いていた時計のような花。
これらはオリンパスOM-D で撮った。