自然のすごさ ― 2005年09月01日 22時37分12秒
アメリカのハリケーンはすごい被害。 自然の猛々しさがわかる。 しかしアメリカのような文明国で、ハリケーンのように来襲がある程度予測できたにもかかわらず、あれだけの被害が出て、生活にも事欠く状態が続いている。 移動するにも大変で、都市としての機能が働いていない。 今日も地方テレビの番組で、防災対策をいろいろやっていたけれど、 何となく絵空事のように感じる。田舎暮らしのノウハウで行くと、 パニックの時に頼りになるのは、神社仏閣のある鎮守の森、竹林、ブナや樫の木のたくさんある里山。そして小川。 それらは昔の人々が、度重なる災害で得た知識を集めて人々が家を失っても生活できるように工夫されている。 現に我が家の人々も、南海地震の際は、祇園様の丘に逃げたので助かったという。 ブナやウバメガシの広葉樹の林だと、落ち葉の中に寝ることもできるけれど杉林はそれができない。 アシの茂みや草原のある小川だと、隠れてトイレもできる。 しかし現代の神社仏閣は、境内も狭くなり、手水は水道。 里山は杉ばっかり。小川はコンクリのどぶ川。 さて、パニックになったときどうなるか。 行政で段取りしてほしいのは、いち早い警報システムと、食料と水の分散備蓄。それだけで十分。あとは日頃から一人一人が、正確な情報をもとに自分自身を守るため、ここに津波が来たらこう逃げようとシミュレーションをしておくこと。
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