案内板のことなど2008年05月01日 22時50分13秒

町のなかには時々「ん?」と思うような表現の看板がある。
個人のなら愛嬌があっていいが、大勢の目に止まる場所のものであれば、その表現は十分気をつけなくてはいけない。

実は、ここ堺筋本町の駅構内の案内板に毎日悩んでいる。
「向かいのホームへはそのままお進みになり中央線ホームを通って行かれてください」と書かれてある。
この「行かれてください」という表現である。
日本語として、これでいいのだろうかといつも悩んでいる。
普通なら「向かいのホームへは直進し、中央線ホームよりお渡りください」などでいいと思うのだが、「行かれてください」と書かれると、悩んでしまうのである。
「いかれる」を広辞苑で引くと、「行く」の受身形「行かれる」で、
意味は、
①先を越される。してやられる。
②頭がどうにかなる。あるものに心を奪われる。
 「いかれたやつ」、「彼女にいかれる」
③性能や働きがだめになる。
 「エンジンがいかれた」
などである。
難しい文法などは不勉強でよく分からないが、やっぱりなんとなくおかしい。
実はこの駅、トイレにも、おかしな表現の張り紙がある。
駅はある意味、国の顔である。
看板一つにしてもきちんとした表現をし、センスを発揮してほしいのである。
この妙な表現は直してほしいな、とこの下を通るごとに思っている。

こんなことに毎日悩む私は、いかれているのかな。