雀が少なくなった2009年02月03日 22時46分52秒

「国内のスズメの生息数が1800万羽にとどまることが、立教大理学部の三上修・特別研究員の調査で分かった」
と、記事があった。
以前このブログか掲示板かに書いたか分からないけれど、確かに減っている。

「餌場の田畑と、巣を作る木造家屋の減少などにより、最近20年足らずで最大80%、半世紀前との比較では90%も減少したとみられる」
ということである。
昔よく行った焼鳥屋はどうしてるのだろうか?
そのうちもっと減少すると、雀の養殖などしなければいけなくなるか分からない。
あるいは、雀保護のために新築の家は雀のすみかを造れなんていわれることになるかも。
少し前まで、我が家のまだ換気扇をつけていない空間に毎年雀が巣をしていたが、猫を飼い、換気扇を取りつけてからさすがにこなくなった。

朱鷺やコウノトリも、雀並みにあちこちにいたはずである。
鶴さえも、万葉集でも、
「わかのうらに しおみちくれば かたおなみ あしべをさして たずなきわたる」うたわれている。
ということは、片男波にも鶴が舞い降りていたのである。
片男波の夕暮れ時に、鶴が羽を休めている姿を想像し、フォトジェニックなイメージがわく。

環境の時代といわれるが、壊れた自然はなかなか戻らない。

またまた楽しいカメラが2009年02月07日 01時11分37秒

またまた楽しいカメラを頂いた。
アーガスというアメリカ製のカメラである。
頂いたときはかなりのほこりであったが、磨けばすばらしい輝きを取り戻した。
最近、全く動かないカメラをジャンクでオークションに出しているが、結構売れる。
このカメラは、機構的にもデザイン的にもおもしろいので、壊れても手元に置いておきたいカメラである。
わくわくしながら磨いたが、デジタルカメラではこの感じはない。
凝ったメカニズムに驚くというのはデジタルカメラにはない。

熊野古道にレールを引いて・・・2009年02月09日 22時18分22秒

熊野古道大辺路で、世界遺産に登録されているのを知ってか知らずか、
「JR西日本の発注工事の際、国と地元自治体に無断で作業用レールが設置されていた。レールは熊野古道を横切っており、古道沿いの石垣も約4.5メートルにわたって壊されていた。」という記事があった。

ま、日本における世界遺産の認識はこんなものかなと悲しくなってきた。それも世界遺産ツアーなどと銘打ってこの長井坂もツアーにくんでいるJR西日本がやらかしてくれた。
運搬用レールでシシ垣を壊してしまったというが、レールを引くところまでには、必ず世界遺産という看板があったはずである。それを見れば、当然報告の義務があることが分かりそうなものだが・・・
せめて和歌山県には工事の連絡はすべきである。
大辺路の古道ルートを歩く人は、工事の期間、不粋なレールを見ながら歩くのだろうね。
センスの問題やね。少し情けない。
そのレールに大きな字で書いておいてもらおう。
「JR西日本設置運搬用レール」と。

自然のすごさ2009年02月11日 19時35分07秒

今日は、日頃の運動不足を解消しようと、低い山だが4.5kmほど歩いた。その山の麓の楠木に、山火事防止の鉄製の看板があるが、たぶん針金か何かでくくりつけられていたのだろうが、見事にその木の一部に取り込まれている。
こういうのをみると、自然のすごさを感じる。

そういえば我が家にも楠木がある。
カンボジアのタプロームではないが、楠木に侵略されたらどうしよう。
確かに漢字で、「困」という字は、家の囲いの中に木がある。
我が家の楠木は、15年ほど前には太さも1センチほどしかない木であったが、今では高さは家ほどもあり(少し剪定したが・・・)太さは15センチ以上になってしまった。
ちょっと始末を考えなければならない。

いろいろ2009年02月11日 23時47分26秒

ほんとにこの国の代表者は、その自覚があるのかなと、あきれかえる。
郵政民営化の是非はともかく、自分が担当で決めておきながら、首相になってから、あれは本当は反対だったという馬鹿がいるか。

いろいろブレるのはま、このご時世でやむを得ない場合があるが、すべての局面でズレてしまっている。

答弁を聞いていると、国民は知らなかったでしょう、知っている人はいなかったでしょう、といっていたが、その説明責任は誰にあったか。
国民を馬鹿にするにもほどがある。

ソーラー発電2009年02月12日 23時56分33秒

先日、会社の用事で大きな物流倉庫の屋根に登り、ソーラー発電のパネルの写真を撮りに行った。
地上20m位かな、結構な高さであった。
パネルは屋根一面に張られておりかなりの発電量ということだった。
地球温暖化防止は、一般家庭ではこのソーラーパネルが鍵を握ると思う。ドイツではかなりの補助と、政府による電気の買い上げがある。
日本でも早くそうしたシステムを作ってほしい。
今は素通しのソーラーパネルがあるので、温水器と一体になったものがあってもいいなと思った。
写真を撮るのに一生懸命で周辺の景色を楽しむ余裕はなかったが、近い将来、このパネルがどの家の屋根にも乗っかるのが日が来ると思う。

暗峠越え2009年02月15日 23時48分31秒

2月だというのに暖かいを通り越して、暑い日曜日。
以前から行きたかった暗峠を歩いた。
6kmほどなのですぐ歩き終わると思ったが、どっこい。
大阪からの登りがきつかった。
しかし、流れる水はきれいで、溝も昔の石組みのままというのが良かった。
また意外に昔と変わらぬ生活をしているようで、暗峠周辺のおうちはまきがうずたかく積まれており、ちょうど斧で木を割ってまきをつくっているおうちもあった。
こういう景色を見てると何となくうれしくなってくる。
道は国道らしくなく、車一台が通りかねる。
これもまたおもしろい。

写真は私が撮ったのでないが、のどかないい景色である。
たくさんの人とすれ違い、おもしろい会話もあった。
気になったのは途中の稲荷神社で掃き掃除をしている人との会話で、賽銭がすぐ盗まれるということであった。

やってくれましたねーー2009年02月18日 12時20分18秒

中川財務大臣・・・
もう言葉もない。以前から飲酒はいろいろいわれていたらしいが、世界注視の中でのあのていたらく。
開いた口がふさがらない。
あれでは、これからの世界経済復興のイニシアティブをとれない。
自民党のなかでは、言葉も歯切れよく、なかなか実行力のある人だなと思っていたのだが誠に残念。
そして今度は与謝野さんが3つのポストを掛け持ち。
うーーん。

これで今度、首相がロシアに行って失言などすると、完全に求心力がなくなる。
これが日本国内だけならまだしも、世界中が注目してる時期の訪ロだから、しっかりやってほしいね。

アカデミー賞2009年02月24日 12時04分25秒

昨日、米アカデミー賞で日本の映画が2本も受賞しましたね。不景気や政治の混迷が続く中、なんだか久々に明るいニュースを聞いたような気がして、とてもうれしかったです。
そういえば興行収入も邦画の方が多いとか。
これはCG頼みのハリウッドバイオレンスアクションが飽きられて、どちらかといえば、癒しやノスタルジーを表現し、その中で人間の本質を表現している、そんな映画が見られている証拠だと思います。

受賞した短編アニメもすばらしいできで、全部みたい気になりました。
またこれで映画館へ足を運ぶ人が増えればいいなと思います。
映画は総合芸術で、息をのむようなすばらしいシーンがあったり、人の一生を左右するようなセリフがあったりします。

最近は、BSの映画番組を録画しておいて、休みに見ることが多いけれど、再々度くらい見るものが多く、以前劇場では理解できなかったシーンやセリフが、居間で見るとまた新しい感覚で見えてくる場合があります。
でも劇場の臨場感にはかないませんね。

漫画ばかり読んでいる某国の首相に、この快挙の理由、理解できるかな。
日本人がこれから目指すべき方向を、二つの受賞作の内容が示唆している感じがするのだけど・・・