カメラのことなど2011年12月08日 23時01分57秒

小学校の2年生くらいだったと思うのですが、スタートカメラというエボナイトで作られたカメラをもらいました。
ボルタ判フィルムを使いカメラ軍艦部のねじを2本ゆるめてフィルムを入れました。

確か12枚撮りだったと思うのですが、バルブと125分の1位の一速シャッターでした。
しかしそれが結構よく写りました。
今のフィルム付きカメラと同じ感じで、あちこち撮りました。

中学になって2眼レフをもらい、これでさらに写真にのめり込むことになりました。
アルバイトをして、高校の時にキャノンデミS、次にオリンパスPEN、ペンタックスSP,オリンパスOM1、ニコンFと次々にカメラがそろってしまいました。

なぜそんなにカメラが増えるのかとよく言われますが、何事でも上手になろうとすれば数をこなさなければいけません。
写真も同じです。
ところが同じカメラでばかり撮っていると、何となくもやもやとした気持ちが生じてきます。

撮るためのモチベーションが下がってしまうのですね。
そこで心機一転、というかマンネリ打破というかその辺はかなりあやふやですが、要するにカメラのせいでいいのが撮れないという気持ちになり、それでつい新しいカメラを求めてしまいます。

新しいカメラを手に入れたからといってたちまちいい写真が撮れるというわけではありませんが、撮るためのモチベーションは格段にあがります。
なんとなく撮れそうな気がしますね。
新しいレンズを手に入れたときなどは、そのレンズで撮れそうないいシーンが次々と浮かんできます。
そのとおり撮れれば最高なのですがそうはいきません。

デジカメ全盛期の今、撮るためのモチベーションを上げるために、昔とは逆に、古いマニュアルカメラを時々持ち出しマニュアルの感覚を楽しみながら撮ったりもします。

そうして撮ったフィルムやデジタル画像が増えたところで、自己満足にしかならず、他人には何の価値もないのはわかっているのですが撮らずにいられないのです。

というわけで、何台もカメラが並ぶ羽目になりました。
今年ももう終わりますが、来年こそ何か心に残る写真を撮らなくてはと思っています。
そのためにいいカメラがほしいなと、またまたカタログが枕元に増えているこのごろです。