方言2013年11月29日 22時56分01秒

ワッフルのお店で
昨日の文楽の夕べのなかで、竹本住太夫さんが、大阪の言葉が少なくなっている、といっていました。
お笑いタレントが使う大阪弁は汚くて、大阪弁は品がないと誤解を生んでいるとも言っていました。

私もブログで書いたことがありますが、なんとなく東京弁が混じった大阪弁が多くなりましたね。
「あのさー」とかは昔は絶対使いませんでしたが、今電車の中で、高校生などはほとんどが使っていますね。

テレビの影響でしょうか。

ベルギーから帰って、会社で言葉の話しになったとき、
「串本弁で、日本語でも話しが通じないのに外国では無理やね」といわれました。
まさにその通りで、アメリカではこちらが日本人だと意外とゆっくりはなしてくれるのですが、ヨーロッパではそんなことお構いなくしゃべられるので何を言っているかまるで分かりませんでした。

こちらの言葉も当然通じず、ワッフルの店でほしかったワッフルとは違うものが出てきたりしました。

ま、あとは開き直りと度胸でした。それで何とか帰ってきました。

外国語も難しいですが、方言も難しいですね。
住太夫さんも、大阪らしい大阪弁がしゃべられていないのを嘆いていました。
大阪で生まれ育った文楽は、やはり大阪弁でないとだめと言うことでした。九州当たりから研修生できた人などは、大阪弁で演じるのがつらいそうです。

方言のことを言えば、少し昔に串本を舞台にした連続テレビドラマがあり、それに藤田弓子さんが出演していたのですが、感動したのは、彼女は串本の人より串本弁をうまく操っていたことでした。

すごいなと思いました。
あとの俳優はまるでだめだったので、よけい印象に残りました。

それやこれやでいつも外国に行ったあとは言葉を勉強しようと思うのですが、尻切れトンボになり、いつまで経っても日本語すら危ない状態のままです。