イルカが大変なことに2015年05月20日 23時09分21秒

オニヤンマの羽化
ニュースで、伝統のイルカ漁を禁止しろと言う世界の声を受け、世界動物園水族館協会(WAZA)の太地町からのイルカ入手をやめることを決断したといいます。

日本動物園水族館協会(JAZA)は太地町のイルカの入手が困難になったこということです。
水族館から今後、イルカが消える事態も想定される可能性があるということですが、何か腑に落ちないですね。

ただし、イルカの追い込み漁をしたときには、太地町の港が真っ赤に染まるのを見るのは確かに辛いものがありました。
イルカは人間と同じ恒温動物なので、寒い日に水揚げしてさばくと、湯気が立っていました。

それも少し辛いものがありました。

その昔はヨーロッパの船団が油をとるためだけに鯨を大量殺戮した事実はほとんど言いませんね。
それでもイルカの追い込み漁は、日本人の特に和歌山の、食を支えた文化ですから、きちんと管理しいつまでも続けて欲しいと思います。

今と昔は条件が違いますがいずれにしろ、野生動物捕獲をビジネスにしてしまうとバランスが崩れます。

難しいところです。

そして自然環境ですね。

私が子供の頃よく食べたウミガメは生息地を減らした結果、世界的に少なくなりました。

人間は自分たちの経済活動が動物、そして自分たち人間の生きていくエリアを狭めていることを認識し、CO2削減とともに生態系の復活を急ぐ必要があると思います。

写真は1972,3年頃と思いますが、近くの野壺からすくってきたオニヤンマの羽化です。
このころはえさはメダカでした。田んぼでメダカがいくらでも捕れました。
オニヤンマのヤゴもほしいだけありました。

高度経済成長の頃からそうした生態系が、一気に崩れ出しましたね。
それに輪をかけたのが農薬の使用で、田んぼに累々とウナギやフナが腹を返して死んでいました。