1975年仁木島 ― 2016年10月19日 12時43分41秒
ネガのスキャンは今1975年をしていますが、三重県海岸の海岸に点在する漁村は写真仲間とよく撮りに行きました。
ネガをスキャンしながら、当時は時間がゆったりと流れているのが感じられます。
今はこうはいかないでしょうね。
ままごとをする子供達。
海岸で遊ぶ子供の姿が極端に少なくなっています。
おばあさんが孫を負ぶって散歩をする姿も少なくなりました。
当時の子供達はテレビゲームもなくスマホもなく、周りのもの全てが遊び道具でした、
ゆったりとした時間が漂っています。
豊かな感じがします。
当時の写真を見て思うことは、撮るものと撮らせて頂いている被写体との間にいい空気がありましたが、最近はこうはいかないですね。
そういえば黒石よされ写真コンテストで、自殺した青森市立浪岡中学校2年の葛西りまさん(13)を被写体とする作品が最高賞の黒石市長賞に内定後に取り消されました。
せっかくご両親の許可も得ているのに入選取り消ししたということが、主催者側の事なかれ主義の表れですね。
娘さんが一生懸命生きた証が撮られているのに、その入選を取り消すのはどうかと思います。
これも今の日本が抱える根源的な課題のひとつの表れですね。
娘さんが自ら命を絶った原因についても、学校では担任であれば幾分かは察知できるはずですけどね。
何となくやりきれない気持ちです。
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