この国の行方2016年12月01日 22時05分47秒

CB400SS
最近のテレビなどで、高齢化社会と宣伝されて、いろいろいわれています。現役時代に競争社会を生き抜いて、やっと楽になったと思ったら今度は老後の生き残り競争です。

これまで国は、かっこいい事ばかりを言って高齢社会が到来する、と口では課題として検討しているようなことを言っていました。

ところが高齢化社会になればどういう問題が起きるかとの見極めと各省庁間の連携が全然されていません。
個々バラバラでは高齢化に向けた社会構造造りができません。

例を挙げれば、今頃になって高齢者の交通事故が多い、とあたふたしていますが、それはすでに分かっていたことです。
それに対して何の対策も立てていなかったですね。

高齢社会に対する社会構造をきっちりと打ち立てなければいけないときに、たくさんたまっていた年金を、価値の少ないけれどたくさんの費用で厚生年金施設をあちこちに建て、いろんなプロジェクトに浪費して、年金支払いができなくなるとそのしわ寄せを国民に押し付けました。

そして誰も責任をとっていません。

これでは国を信用できなくなり、年金積立をしない若者が増えるのは当然ですね。

国や議員さん方も、そして「専門家」も皆が抽象的なことばかり言って、結局は高齢者のタンス預金や年金を少しでも出させようという魂胆が見え見えです。

ほとんどの人は、せっかく一生懸命働いて自分がやりたかったことをやろうとしても生活がしにくいのと先行きの不安があるため働いたり倹約しています。
国はカッコよく生涯現役を目指そうといって、鞭打っています。

そのくせ老人用のケア施設は民間任せ、医療費は上げようとする、年金支払いは抑えようとする。

ホントにこの国はどこへ行くのか、心配です。

そういう意味でトランプさんはいいも悪いも本音でしゃべっているのである意味わかりやすくていいですね。
実際に大統領になった時どういう政治をするか楽しみです。

いずれにしろ最後は国や人に頼るのではなく、自分が頑張る以外ないのですけどね。
アクティブな生活をし、いけるところまで行きたいと思っています。

そういう意味では、写真やバイクはいいですね。

写真は根来の大門前です。
トップケースの前のカバンにはいつでもコーヒーが飲めるようにシェラカップとコンロ、そして雨具などが入っています。この前まで通勤に使っていたスリーウェイバッグです。

冬将軍が居座っていそうな日々2016年12月02日 22時15分05秒

池に写る紅葉 根来寺
今朝は気温が8℃でした。

だんだん寒い日が続きだしました。
あっという間に12月ですからね。
何となく時間の進みが早くなっているのを感じます。

今週は阪和線で2回も人身事故がありました。
月曜日と今夜、人身事故があり大幅に遅れました。
今夜はたまたま1時間遅れの黒潮が来たのでそれに乗りましたが、どうも人身事故は6月と12月に多いような気がします。

今日の昼過ぎ久しぶりにヨドバシへ出かけましたが、ひところと比べて外国の方が少なくなっているような気がします。
爆買いも一段落し、これからが勝負の時期でしょうかね。

そういえば、カジノ法案が審議されようとしていますが、ヨーロッパのようなグレードの高いカジノを作ってほしいですね。
本当の意味でのインテグレーテッドリゾートを、どこにどう作りどう育てていくか、という論議が必要ですね。

単に収益のための施設づくりをするとまた本質がわからなくなります。
大阪の発展を考えるなら、コアに立派な国際会議場や博物館や美術館を併設し、その中に「カジノもある」世界の都市の見本のような都市つくりをしてほしいと思います。

日本はいつも言葉ばかりが先に走って、頓珍漢な結果に終わっていますからね。

もちろん私などはカジノには行けないでしょうけど。
そういえばカジノでトランプさんを負かした日本人がいたとか。

秋も終盤になってきましたがまだまだ紅葉しきってないところもあります。イチョウはもう時期を過ぎました。

写真は根来寺の池に写るカエデの紅葉です。
カメラはオリンパスPEN PL2 レンズはニッコール70-300mmです。

丹生酒殿神社の大銀杏2016年12月03日 22時04分06秒

イチョウの黄葉がきれいですね。
例年より少し遅れての黄葉ですが、あちこちのイチョウの黄葉にずれがあって、その分楽しめる時間が長いです。

今日は昼かなり遅くにかつらぎ町の丹生酒殿神社のイチョウを見に行きました。

綺麗でした。

たくさんの人が見に来ていました。
駐車場が狭いので、車がおけなくて難儀していましたが、そのうちの2台の人たちが、駐車位置の問題でもめていました。

「軽の癖にとは何ですか」

などと堂々巡りに言い合いをしていました。
だれの目にもあとから来た軽の駐車の仕方が悪かったのですが、「軽の癖に」といわれたことに腹が立ったのでしょうね。

丹生酒殿神社の大銀杏

このミカンの木の下から丹生都比女神社、そして高野までの熊野古道が新に世界遺産になった三谷坂です。

丹生酒殿神社の大銀杏

丹生酒殿神社の大銀杏

丹生酒殿神社の大銀杏

慶応4年の額です。
歴史があるのですね。

丹生酒殿神社の大銀杏

丹生酒殿神社の大銀杏

丹生酒殿神社の大銀杏

丹生酒殿神社の大銀杏

丹生酒殿神社の大銀杏

かなり大きいので樹齢を聞いてもだれも知りませんでした。

丹生酒殿神社の大銀杏

もう理屈抜きに、日本の秋の景色ですね。

近所のお年寄りが通りかかったので少しお話をしましたが、

「毎年このイチョウの下でコンサートをしますが、今年はあいにくの雨で子供会館でしました。今年は黄色くなるのが遅いね」

といい、

「また近いうちここの掃除に来なあかんのや」

いいながらお詣りを済ませ帰っていきました。
この後少し山手にある鎌神社にも参詣しました。
そのことはまたいずれ。

久しぶりの新宮とんぼ返り2016年12月04日 21時03分35秒

新宮の病院に用事があり、どんぼ帰りで自宅から新宮を往復しました。
行きは中辺路を回り、帰りは168号線を走りました。
距離はほとんど同じですが、帰りは雨も降ってきて何となく時間がかかっらように思えました。
それほど差はなかったのですが。

でも一日に360kmはいささかハードですね。


朝、道の駅龍遊で。バイクがたくさん休憩していました。
最近のツーリングバイクのトップケースはGIVIなどの高価なものより、DIYで売っている四角の工具入れが多いですね。
底が四角なので荷物も楽に詰められて何よりも安く頑丈ですから、いいと思います。

白見の滝

白見の滝がどうなっているか気になっていましたが、昔通りではありませんが復活していました。
崩れていた岩も取り除かれていました。

白見の滝

対岸の山崩れがあったところにも新しい橋が架かっていました。

白見の滝

川湯の仙人風呂も湯気を立てていました。
つかる時間はありませんでしたが・・。

川湯仙人風呂

トイレ休憩を兼ねて本宮大社。

熊野本宮大社

もう猿の年も終わりですね。

熊野本宮大社

そういえばカジノ法案が通りました。
これでうまく外国観光客を誘致できればいいのですが・・

いま熊野古道を歩いているのは8割が外国の方なのですが、歴史の息遣いやスピリチュアルな雰囲気を楽しみにして訪問してくれる観光客は、カジノにはいかないでしょうね。となるといいコンサートホールや会議場が必要となってきます。

オリンピック会場の話や築地市場のごたごたを見るにつけ、せっかくとおったIRへの足掛かりも、きちんと整備できて観光客をおもてなしできて、そしてリピーターにできるかどうか心配になってきます。

それに今の日本の街づくりはやりたい放題で、この街の景観はこう作っていこう、という明確なコンセプトがないのでめちゃくちゃで味気ない街が多くなっています。

外国の方は、日本の昔ながらの息遣いの聞こえる街並みや歴史的なものを見に来るのであって、外国と似たようなカジノでは、10年ほどで以前のテーマパークブームの二の舞となるような気がしてなりません。

現に世界的に見てもカジノの収益は下がってきています。

本当のIRを実現するために、無電柱化や公衆トイレなどの拡充をし、歩くだけでも楽しい街づくりをし、そのうえで必要な会議に参加していただいたりイベントを楽しんでもらったり、そしてカジノもありますよ、というのがいいと思うのですけどね。

ネットでの口コミで、これはいいというお墨付きをもらえるような街つくりをしそのうえで質の高いリゾート施設を作ってほしいです。

里山2016年12月05日 22時28分20秒

先日大銀杏を見に行った折、近くの在所の小径を歩きました。
いいですね。
いかにも里山という感じがしました。

コンクリートとガラスとそしてプラスチック大流行の昨今、こうした景色を見るのは逆に新鮮な気持ちになります。

それらを見ているとそこに住んでいる人びとの生活がイメージできます。
これが日本の本来の姿ではないのかなと思います。


夕日に柿の木が美しく、壁に映った影もまたいいですね。
トタン壁が半分塗りかけというのがまたいい。


ドラム缶はここに放置されてかなりの年数が経つのでしょう、錆びて割れてきています。穴のあいたところからは、草がでています。
鉄が自然に還るときは味が出てきます。


放置されたホダ木。
もうだいぶ経っている感じですが、自然のものはそのままでも景色になります。
これがプラスチックだと絵になりません。


この様々な形の石を積み上げたところが何とも味があります。
ドラム缶とカーブミラーの取り合わせも面白いです。


古い看板に貼り付けた広告はすべて禿げてしまっています。
アートのようです。

私も外国を歩くときは、こういう景色を楽しみます。
外国から来た人びとも同様にこうした飾らぬおもしろさを楽しむのじゃないだろうかと思っています。

日本のIRでお客様を呼ぼうとするその方向を間違わないでほしい、と望みます。

自動車事故2016年12月06日 22時01分22秒

最近また自動車の暴走事故が多くなってきました。

先日の福岡での事故もブレーキがきかなかった、といいますがかなり走っています。
その間にキーボタンでエンジンを止めるなりサイドブレーキなりで停止できなかったか疑問が生じます。

あわててしまって、どうしようもなかったのでしょうか。

先日田中元長野県知事の話で運転しない人にゴールドポイントを与えるのはおかしいといっていたようですが、その通りですね。
運転していないゴールドポイントの人こそ免許更新の時に運転の適正をチェックすべきだと思います。

オートマチック限定免許などをつくったりしていますがこれも中途半端ですね。

お年寄りに運転させるなといいますが、交通機関がないところで、むかしはどの地域にもあった、「よろずや」がなくなって、買い物をしようとすれば郊外型のスーパーに行かなければならない現状では車に乗らざるを得ません。

コミュニティバスも不便な運行で、人が乗っているのをあまり見ません。

それやこれやでますます自動運転の必要性が出てきます。
スモールサイズのEVに自動運転のシステムを組み込んだら地方の交通には最適だと思うのですけどね。

車と交通機関のこれからの発展が気になります。

写真は先日行った鎌神社。
近くにある高野への道が世界遺産に登録されたせいできれいになっていました。
木に刺さっている鎌も、昔は錆び錆のいかにも使い込んだという鎌が多かったのですが今はまだつかえそうな鎌がたくさん刺さっています。

鎌神社

鎌神社

この鎌神社の裏の小山の上に小さな社がありました。
若力大神です。
初めてお参りしました。


灯籠が倒れていたので、立て直しておきました。
結構重かったのですが、なんとか元の形に出来ました。


免許更新2016年12月07日 21時49分42秒

ホンダライフGS
もうすぐ誕生日でその前に免許の書き換えがあります。

途中で駐車違反をしたので講習を長い時間受けなくてはなりません。

それ以上に気になることは、運転のための能力が年々低下しているのを感じることですね。

バイクでも、昔はコーナリングの時ステップを地面にこするくらいにバンクさせることが出来たのですが今そんなことをすると転けるでしょうね。
ほとんど寝かせることをせず少し倒しただけでコーナリングします。
おかげでタイヤは真ん中ばかりへります。

世の中のリターンライダーの事故が増えているのは、若いときの感覚のまま能力を超えた運転するからだと思います。

車のことをいえば、車庫入れがうまくいかなくなっていますね。
いつも少し斜めになります。
切り返しが多くなりました。
空間認識が悪くなった証拠らしいですね。

若い頃はタイヤの位置がイメージとしてありピタッと止まれました。
最近はちょっとズレがあります。
それは仕方のないことだとあきらめないで、感覚を維持できるように訓練しなければと思っています。

それと、いままでバックでコチ当てるようなことはなかったのですが、最近当ててしまいました。

空間認識の課題と、運転するときの集中力が足りないのでしょうね。

若いときは意識しないままに集中できてましたが、華麗(加齢(^^))とともに注意力散漫となり予期せぬ運転をしてしまうのです。

出来れば80歳まで運転したいと思っていますが、さて。

写真は2代目の車、ホンダライフGSです。1975年撮影です。
360ccツィンキャブ36馬力、FFでした。

これもよく走りました。16万キロくらい走りました。

このころの運転方法で、今走るとすぐ事故るとおもいます。

電車で席を譲られた2016年12月08日 22時25分12秒

帰りの電車。
満員で、片手にはデイバッグ、片手にはトートバックを提げて立っていました。

周りはインドネシアの方のような家族が2組ほど。
18くらいの青年が椅子に座っていました。

母親らしき女性がその青年の肩をたたいて何か言いました。
そのあとその青年はすっと席を立ちました。

そして私に座れといいます。
何を言っているかわかりませんが身振りで席を指さしたので座れといっているのがわかりました。

いったん手を振って断ったのですが、女性も座れといっているので、座らせてもらいました。

その家族も二駅ほどあとに座れましたが、その席に進んでいたとき、女性に日本語で、「ありがとう」とお礼を言いました。
女性はにっこり笑って応えてくれました。

最近は日本女性が席を替わってくれるということがほとんどなくなりました。男性は結構替わってくれるのですが、女性は、特に若い女性は全くいませんね。
先日も私が席の窓側で座っていて、若い女性が通路側に座っていました。横にお年寄りが来たのですがその女性は替わる気配がなく、私が立って席を替わりました。

立たない女性のほとんどがスマホをやってますね。

今日は、外国の方に席を譲られて言葉できちんとお礼が言えなかったのが少し心残りですが、気持ちが通った感じがしたのでうれしかったですね。

写真は15年前の今頃かにを食べに香住地方へ行ったときのものです。
うまそうなするめです。

大阪今昔2016年12月09日 18時01分12秒

都市はあらゆる光が充ち満ちて、それなりの美しさはありますが、優しさがない気がします。

ガラス張りのビルからは太陽光が容赦なく歩く人を照らします。
風はビルとビルの間でその速度を増幅し、歩く人をいじめます。
それでも生活があるので、容認してますね。

大阪もどんどん変貌しています。
あちこちでビルが建って10年もすると大きく形を変えます。

写真は2001年12月の肥後橋近くの遊歩道からです。


こちらは2016年12月。
ちょうど15年、その間にビルが2本増えています。

都市の良さの一つにビル群がつくるリズム感がありますが、他と調和しないビルが建つとそのリズムが崩れます。

上の写真と下とを見比べるとその事がよくわかります。


これからの都市計画も、景観を考えたものにしてほしいですね。

夕方外に出ると地面が濡れていました。
雨が降ったのですね。
わかりませんでした。

10人一色2016年12月10日 22時53分16秒

今朝の7時30分からの「サワコの朝」のゲストは世界的服飾デザイナーの島田順子さんでした。

75歳というお歳ですがはつらつとしていて立ち姿もスタイルがよかったです。
対談の中で、

「日本に来て空港から家まで行くと、今の日本の流行がわかります」

といっていました。
その理由は、

「10人が10人とも今流行といわれる、同じ服を着ているから」

ということでした。
そうですね。
日本的景色かわかりません。

私も電車の乗っていて、おぼろげに今の流行がわかります。
確かに微妙に皆同じ傾向の服を着ていますね。

フランスなどは、十人十色でそれぞれが個性を競っているのですが、日本は、

「十人一色ですね」

といっていました。
まさにそうですね。
これは服飾に限ったことではないです。

テーマパークが流行れば同じコンセプトで、少し趣向を変えたものがいっぱいできました。ある枠を超えていないですね。
結局は共倒れになってたくさんのテーマパークが閉めてしまいました。

今残っているのは地道にお客様の喜ぶものを提供しているところだけです。

私がカジノについてもその辺を危惧しています。
同じものがたくさんできて、淘汰された挙句に巨大廃墟ができるのではなかろうか、という心配があります。

一億円創生資金が出た時もそうでした。
あの時に興した様々な企画は、今ほとんどだめになっています。

いずれにしろ熱しやすく冷めやすい日本人のDNA。
頑張らなければ世界から取り残されそうな気がします。
新しいDNAを記憶させていかなければならないと思います。


写真は師走の大阪です。
きらびやかです。