琵琶湖博物館 ― 2017年05月03日 23時52分56秒
2日に、カヌーをこいだ後琵琶湖博物館に行ってきました。
のっけから巨大な古代のゾウの化石の全身骨格に驚かされました。
この博物館は大きく分けて、「琵琶湖の生い立ち」「人と琵琶湖の歴史」「湖の今と私たち」の3つを展示室を分け、なかなかうまく並べていました。
円形水槽も、魚種はそれほど多くないですが、琵琶湖に住む魚類がたくさん泳いでいました。
これは別の水槽の稚鮎。
これは外来種のコーナーでのコクチバス。
これが琵琶湖水系に繁殖してきたと書いてありました。
なんと熱帯魚のディスカスまでが琵琶湖で捕獲されるようになったそうです。
これは言わずと知れたブラックバス。
水槽の中を悠然と泳いでいました。
悪漢のブルーギルもいました。
なぜ琵琶湖の魚種や数量が減っているかを書いていましたが、もっと発信して根本的な対策をとってほしいと思いました。
国としてより具体的な法律を作って、環境保護を推し進めてほしいものです。
このハゼも絶滅危惧種とか。
オオサンショウウオですが、めちゃ大きかったです。
中国産のサンショウウオとのハイブリッドのようです。
これも問題ですね。
貫禄がありました。
これも少なくなってきている蛙らしいです。
鳥のスペースもあり、カイツブリ、ゆりかもめ、かもなどがいました。
そしてバイカルアザラシ。
古い湖つながりでバイカル湖やタンザニーカ湖の魚が水槽で泳いでいました。
巨大なチョウザメも飼われていました。
マイクロアクアリウムということで、琵琶湖のすむミジンコやプランクトンなどをマイクロファイバーで見せていました。
また追々書いていきたいと思いますが、この博物館なかなかのものでした。
けっこう気合いの入った作りと陳列で、お金をかけていることがわかりました。
今朝の朝のテレビ番組で博物館などへの入場者がどんどん減っていると言うことが言われていましたが、予算ばかりを気にして中途半端な施設が多いので、余計行かなくなるのではないかと思っています。
ここは屋外の散策路にも工夫があり、「太古の森」とか「縄文弥生の森」とか名付けてその年代の木々を植えており、それらがいい具合に森となっていました。
屋内と屋外がインターフェイスしているので、見て楽しく歩いて楽しい施設になっていると思います。
こういう博物館が増えてほしいですね。
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