払暁の通勤路2019年01月10日 13時43分02秒

ふらつきなし、ヨシ!
喉、少し痛い、まあヨシ!
頭痛なし、ヨシ!

おおむね業務に耐える、ヨシいける、ということで出勤した。
ハスキーボイスは少しは楽になったもののまだ直っていなかった。

とにかく車で走りだした。
気温は0℃であった。

冬至を過ぎても夜明けはまだ遅い。家を出るころには日はまだ上っていない。

竜門山のほうを見ると払暁の空はあかねに染まっていた。

遮断機が下りて、停止した。電車が走ってきた。
クルマの中から、あかねの空と電車をスマホで撮ろうと思ったが取り出しが間に合いそうもなく、ちょうど持っていたオリンパスのカメラセットを入れたバックからボディーキャップレンズを付けたOMDを取り出し、撮った。走ってくる電車のライトを入れてカシャ!

この5分過ぎ頃、峠のふもとを走るころには、そらは一面灰色になり、あかね色は消えていた。

写真の面白さはここにある。
その瞬間でないとその写真は撮れない。
一瞬のチャンスを撮り切れるかどうかで決まる。
絵なら後でイメージ通りに修正加筆がきくが、写真はそれができない。

撮りたいと思った時が撮り時なのである。
2度と同じようなシーンが展開する確率はほとんどない。
今朝もあと5分遅ければこの写真は撮れなかった。