震災からもう8年2019年03月10日 20時56分17秒

震災からもう8年が経つ。
その間いろんな復興事業が続けられているが、これも民意が十分生かされていないというのが、このところ多くなった震災関連のテレビニュースでもわかった。

それと原発。
限りなく増え続ける汚染水。どうするんだろう。
そんな問題を抱えていてもまだ原発を売っていこうとする政府に、失望している。
大事な統計データを改ざんする国だから、さもありなんという気がする。

地震や津波がまた近いうちに起こるのではないかとよく言われているが、そういう危険はいつも感じている。
我がふるさと串本に、専門家が言うような10mの津波が来たらどうなるか、と思い子供の頃の町の様子を思い出しながら絵を描いてみた。
我が家は道路に面しており、海まですぐに行けた。
絵の中心当たりの道に面したところにあった。

当時は、「ナル」といって漁網を干す木が何本か立っていた。
浜には鰯や鯖の節を作るために「セイロ」というのにたくさん干していた。

絵を描きながら、当時ルアー釣りを知っていたらよく釣れていただろうと思った。道を隔ててすぐ海で、砂浜なのでバイガイがよく採れた。いろんな魚もよく釣れた。
とにかく豊かであった。

三陸の町々も、昔を残して新しい発想での復興を期待していたが、堤防を作り地面をかさ上げした、誰もが思いつく形での復興しかされていないのが残念。

10mもの波が来たら、この串本は何も残らないのじゃないかと思う。
幸い大島という天然の防波堤があるので、南海大地震の際も、じわっと波が来たという。我が家は2回浸かっている。戦時中も津波があったらしいが、それは伏せられたそうである。いかにも日本らしい。

三陸ではまだ地元に帰れない人々がたくさんいるというが、早くなんとかしてあげてほしい。
原発事故という人災がなければ、もっと違った形で復興していたのにと、これも残念なことである。

外国はドローンを飛ばして放射能の危険性を察知し、自国民に国外退去を呼びかけたが、我が国は体面ばかりを取り繕って本当のことを国民に知らせなかった。
これも残念で腹立たしい。

いずれにしろ間違いなく来る自然災害で、生き延びる方法を考えておかなくてはと思う。

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