川について2019年11月18日 21時59分49秒

紀の川と貴志川の合流点で何やら工事をしている。
もう長いことやっているが、まだ終わりそうにない。
毎朝ダンプの何台ものコンボイと一緒になる。

流れを修正しているのだろうか?
深いところと浅いところを平らにならしているのだろうか?
だとしたら一雨きついのが来て大水が出ると、元の木阿弥である。

役人の皆さんは川で遊んだことのない人たちが多いと聞くが、川のいいところを知らずに、コンクリートで囲っていないだろうか。

今年の度重なる水害も人災だと聞く。
治水ダムの効果も大したことはないと口をそろえて言っている。
川の危険を知らないままに宅地化し、遊水地をつぶして、支流の流れ込みをせき止めれば洪水になるのは理の当然である。

ブログでも何回も書いているが、日本の川の土手はコンクリートになってしまいますます生き物の住みにくい川になる。

紀の川ももうこれ以上壊されたくないのだが、今回の工事でどうなるか工事が完了したら見てみたい。

写真は1978年11月天王寺動物園のヒツジクン。
哲学者みたいな顔をしてこちらを覗いている。