8mm映写会2010年08月30日 23時03分41秒

娘夫婦が久しぶり家にやってきました。
子供の頃の映画を見たいと言っていたので、久しぶりにカタカタという、音を楽しみに、映写機を出してきたのですが、フィルムをロードするベルトが朽ちて切れていました。
輪ゴムを2本一緒にしてプーリーにかけてみると何とか動きました。
ところがしばらくするとそれも切れてしまいました。
熱を持つので沸く感じで切れてしまったのです。
困りましたね。そこで取り出したのがパンツのゴム。
白い細いタイプを、輪にしてプーリーにかけスイッチを入れましたがやっぱり動きません。あきらめようかと思いましたが、そこは執念を見せて、レンズを一瞬塞いでフレームを動画にしてしまうロータリーシャッターを手で回してやると、なんと動き出しました。
時々止まってしまいましたが、またそれを手で回してやると動き出します。
なんとか3巻ほど見せてあげることが出来ました。
我が家の8mm記録は、「私にも写せます」のシングルエイトではなくて、コダックのダブルエイトなのです。それにフィルムを節約するため、通常1秒間24から32フレームのところを16フレームで撮っているため、戦前の無声映画のように動きがカクカクしてせわしないのです。
でもそれがいかにも当時の雰囲気を伝えていて、いい感じでした。
2回フィルムを通してしまい映像がダブってしまったのもあり、残念なフィルムもありましたが、こんなこともあったのだと、改めて懐かしく楽しく見ることが出来ました。
アナログの記録も捨てたものではなく、30年以上経っても見ることが出来ました。
映画を見ながら、子供の記録もさることながら、ふるさとの景色を8mmで押さえておけばよかったと思いました。