100歳以上のお年寄り2010年08月05日 07時45分39秒

100歳以上のお年寄りの所在がわからなくてあちこちで問題になっていますが、これはお役所の怠慢でしょうね。
それはいろいろ言い訳はできますが、100歳以上のお年寄りは町にもそうなん人もいません。制度としてきちんと訪問していれば防げたでしょう。
ただこんな事態を引き起こした遠い原因に、昔で言う国民総背番号制が実現できなかったことだと思っています。
年金制度しかり、生活保護制度しかり、個人のIDを国と全ての自治体が統一して管理していれば、今回の親が死んだのにそれを隠してちゃっかり年金を貰っていたなんていうことはなかったのではないかと思います。
当時は、プライバシーが保護できないと反対していましたが、いまのネット社会でプライバシーをある程度公表しないで生活できないでしょう。
国民性もあるのでしょうが、日本の情けなさは、小さなことにこだわり大局を見ることができない、というところにあると思います。
なんとか世界の先進国並みのシステムにしてほしいと思うのですが、子供手当てとか、高速道路の無料かとか、目に見える誰でも判断できそうな議論に時間をさいていないで、もっと根本的な、本当に国民のためにとって有益で国際的にも通用するソフトインフラとそれを運用する決めごとを早く作らないとますますダメな国になってしまいます。
国民もそれについて意見を出しいい制度作りのために協力していかなければと思います。
今回は、100歳以上がクローズアップされていますが、少なくとも80歳以上のお年寄りの所在確認は国全体ですべきでしょうね。
住民基本台帳がきちんとできていればほんの一瞬で、チェックの必要な人の洗い出しができ、自治体職員の稼働もずいぶん減らせると思うのですが。

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