八ッ場ダムの建設再開2011年12月22日 00時08分39秒

八ッ場の建設再開が正式に決定しました。

私は民主党政権になって一番うれしかったのは、こうした後世に禍根を残す大型プロジェクトを取り消しするという、英断をやってくれると思ったからです。

ところがところが、マニフェストに書かれていた主要公約は全て覆されてしまいました。

和歌山にも結構たくさんのダムがありますが、その下流の人のほとんどがダムが出来て、川の環境が変わり水が濁り魚も少なくなり、洪水もダムのあるなしにかかわらず発生する、といいます。
放水をうまくすれば大洪水は少なくなるかわかりませんが、そのコントロールを間違えば、この前の台風の時のように余計被害を拡大し惨事を引き起こします。

そんな大型ダムを、せっかくマニフェストで俎上に上げながら、結局は建設再開という結論は、国民として納得できません。

原発建設の際も、2重3重に安全装置があるから大丈夫、といいくるめて建設し、結果は国の根幹をも揺るがす事態になりました。
それと根元は一緒ですね。

利水のためといいながら59年経っても建設せず、特段必要じゃなかったのは誰が考えてもわかります。

私は利水のためのダムが必要であれば、魚の遡上もでき水を小刻みにためておける中小型ダムを必要な場所にいくつか作り、そこに小さな水力発電を出来るようにすれば有効活用できると思います。
大水が出たときはオーバーフローさせ、水流をいくつかのダムで弱めれば被害も少なくて済む気がするのですが・・・
大型ダムの水を一気に放水すれば、必然的に洪水になります。

ああ、狭い日本はこれからさきどうなるのでしょうか?

写真は早朝の天王寺駅前です。
やはりこうした露店は面白いですね。
まだ人出もまばらですが、好きな景色なので、カシャ!