あおによし さくはなの2009年08月23日 22時27分48秒

暑い中平城宮跡を見学しました。
ここは来年一月から、平城遷都1300年の開かれる会場でもあります。
どのような準備をしているかも楽しみにしていったのですが、全然整備されていませんでした。
イベントがあるときは、その盛り上げのため、特に主会場となるところはきちんと整備しておかなければいけないのですが・・・・
予算がないのでしょうか?
「あおによし・・」の石碑も、咲く花のにおうがごとくではなく、「夏草や強者どのも・・」の世界になっていました。
全部刈れとはいいませんが、せめて石碑を見に行くためのスペースは刈り取ってほしいと思いました。
ま、日本の行政というのはこんなものでしょうか?
それとも、遷都前は荒れ果てていたけれど、遷都により見違えるようになった、というための演出でしょうか?
そんな訳ありませんね。単に手抜きか目が行き届かないだけだと思うのですが・・・。

世界遺産???2009年08月23日 22時36分04秒

平城京跡の東院庭園にも行きました。ここは奈良時代の貴族がおもてなしをしたところで発掘調査の成果に基づいて復原されています。
なかなかのもので、日本人の持つ雅な感性がよく伝わってきます。
今建設中の大極殿とあわせていいスポットになると思います。
ところがところが、貴族はやはり近代的おもてなしが必要だったのか、ボーリングでの接待もしたようです。
宇治の平等院のような鳳凰と並んで立つ、ボーリングピンの優雅な曲線が目につきます。

このボーリング場はもう営業していないそうで、表の国道から見ると、全く人気がありませんでした。
遷都1300年イベントも、このボーリングピンでおもてなしするのでしょうか?

世界遺産を走る電車2009年08月23日 22時45分23秒

すでに完成している朱雀門からは電車の線路越しに大極殿がみえます。世界遺産の中を電車が通るというのはすごいですね。
線路を地下化すると、地下に埋もれている遺跡に打撃を与えるとかで結局は今のままで運行するしかないとのことです。
せめてジーゼル列車で、不粋な電線と支柱がなければまだましなのですが・・・
この電車がテレビで流れたとき、奈良の人は奈良市の恥だと怒ったのですが、それを見た関東の人は、世界遺産の中を走る電車が面白いということで、わざわざ乗りに来た人もかなりいたとか。
世の中うまくできてます。

いっそリニアモーターカーにして架空の電線をなくしたらかなり見栄えがよくなりますね。車両もいかにも古都らしいクラシックなスタイルにして、乗りたくなるようなものにしたらいいなと勝手に思ったりしました。