駐輪場のこと2009年06月06日 07時58分40秒

大阪ビジネスパークの駐輪について前に書いたことがありますが、あそこもやっぱり駐輪禁止でした(--)
ブルゾンを着た方が黄色い札を付けて回っていました。ところがネクタイをした人も同じように札を付けて回っていました。不思議に思って見てみると、ビル側の歩道は、私有地で道路側が市の管理のようでした。それで同じ歩道上でありながら微妙に札の中身が違うのです。
写真の左がビル管理の歩道で右が市管理かな?
右の歩道の黄色い札は、撤去すると明確に書いていますが、左側のものには迷惑するとしか書かれていません。
日本の現実の、象徴的なことですね。時間と費用の無駄ですね。
これだけ広い歩道、逆に積極的に駐輪させた方が置くものと取り締まるもののつばぜり合いもなくなり、お互いによっぽど楽だと思うのですがどうでしょうか?
景観もそれほど悪くなくなってはいません。点字歩道も何とか確保されています。駐輪を許可しても大丈夫だと思います。市内にはもっと悲惨に駐輪しているところが無数にあります。
自転車利用を推奨していながら、おける場所や走行場所などのルールを不明確にしたままです。
今の日本にいろいろ注文をしてもだめなことは分かっていますが、言いたくなりますね。

大梅田シンポジウム2009年06月06日 08時29分12秒

昨日、NHKホールで「北ヤード・大梅田シンポジウム」があり聞きに行ってきました。平松市長、下妻関西経団連会長、角阪急阪神ホールディングス社長、近藤JR取締役、村橋大阪工大教授の5氏が参加されていました。なかなか実のあるおもしろいシンポジウムでした。
基本的には、大阪は大阪らしいやり方で、大阪は大阪らしく大阪のあるべき姿を作っていくと言うことだと思います。これはみなさんの議論の中でもどなたもおっしゃっていました。
大阪のポテンシャルが、十分に発揮されていないもどかしさをお互いに感じながら一生懸命取り組んでおられるのがよく分かりました。
私は、大阪の浮上のカギは、コテコテでもいいから大阪らしい一本筋の通った街作りをする必要があると思います。大阪の街作りを日本のスタンダードにすれば必然的に人は集まると思っています。
それにはまず緑をもっと増やし街をきれいにするための景観条例を作ること。きっちりしたガイドラインを作成し、補助金などで屋上庭園などを推奨し緑を多くし、不要な看板や路上放置物などは行政により監視して、きれいな街作りをすること。次には、主要な道路は、電柱を地下化すること。今大阪の空を見上げても電線と電柱だらけで、とても世界に売り出そうという街の姿ではありません。これをすれば建設工事も盛んになり経済効果も大きいのではないかと思います。
さらに交通アクセスをわかりやすくすること。たとえば、地下鉄梅田駅などを例にとっても、梅田と西梅田と東梅田の連絡がないため乗り継ぎが不便。こういうところがあちこちにあります。シンポの中でも論議の一つになってました。
もう一つが、ピクトグラムやサインを大阪が主導して関西全体を統一すること。大阪を中心にして様々な街道が走っていますが、市や県をまたがれば扱いが違ってきます。たとえば熊野古道でも案内サインがそれぞれ違います。これでは外国から来た人はとまどうでしょう。
さらに、大阪らしさとしては、屋台や路上販売がありますが、これらは大阪のコテコテ文化としてやはり残してほしいと思います。天王寺界隈の露店や大道商人を入れなくしたことで、動物園周辺は寂しい空間になっています。外国に行ってもにぎやかなところと言えば、市場や露店などが建ち並ぶ少し危なっかしいけれどおもしろいところでした。やはり清濁・硬軟併せ持つ街が、よりたくさんの人が訪れると思います。
まだ他にもたくさんありますが、きりがないのでこれくらいにします。
うれしかったのは、シンポの中で、ここに書いてることほとんどが議論され、さらに駐輪スペースや車の入らない駅前スペースの確保とか、地下道のわかりにくさとか、私達が日頃感じていることが議論されたと言うことです。
どこまで実現して快適空間が出来るか楽しみですが、期待したいと思います。場当たり的な箱物ではなく、10年20年と日が経つにつれて、いいものになっていくような街にしてほしいです。住民もすぐに結果を求めるのではなく、長期スパンで進捗を観察し、自分たちの責任でもあることを認識して、いい街造りのために協力していかなければと思います。
大阪の勢いが出ないと我が和歌山の発展もありませんのでがんばってほしいですね。