大藤原京左京五条八坊(磐余池) ― 2011年12月17日 23時40分11秒
今日は香具山の北東1.1kmにある大藤原京左京五条八坊の調査地から、磐余池の堤防らしき遺跡が発掘されたということで、見学に行ってきました。
行ってみるとまさにいい場所にその堤防があり、建物の掘っ立て杭跡が等間隔でありました。
行ってみるとまさにいい場所にその堤防があり、建物の掘っ立て杭跡が等間隔でありました。
県道三十号から見た畝傍山。
現地説明会。
普段のように学芸員がマイクでまとめての説明は、ありませんでした。
しかし先回の飛鳥宮跡といい今回の磐余池周辺の建物跡といい、時の権力者はいい場所に自分の庭を造っていますね。
堆積土から六世紀後半から七世紀初頭ということです。
ここは、大津皇子が詠んだといわれる、
ももづたふ磐余の池に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ
の磐余池がここであろうといわれています。
日本書紀の記述が事実かも知れないという発見です。
私はここに池があり、それが磐余池というのが正当だと思います。
手の形をした池を眺めながら、散策するのは最高の気分だったでしょうね。
それくらいにいい景色の場所に遺構はありました。
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