ひな祭りがもうすぐだというのに2011年02月16日 23時43分42秒

お雛様
もう二月の半ば、普通の年なら今頃南部の梅林が、賑わう頃なのに今年は寒さが長いです。

夏も暑さが長く続き、冬がさらに長く続き、きれいな春と秋が短いのですね。

我が社のいるビルのロビーには、それでも春がやってきています。

それはそうと大阪の槙尾山のダムが中止になったといういいニュースが今朝の新聞の一面でした。

水害があるということで計画されたのでしょうが、ダムはもう要らないと思います。

紀ノ川流域も、本来は水害時には遊水池となるべきところにどんどん家が建っています。
もし川があふれたら、さあダムを、ということになるのでしょうね。
実は紀ノ川上流には、見かけは立派なダムが水害防止に出来ています。
ところがそのダムは水を入れると漏れてしまい、山全体がずれてくる欠陥ダムで、いまだに水が入っていません。
でもこれまでダムがなくても水害は起きていません。

やっぱり大型ダムは要らないですね。
もし本気で水害防止をするのなら、自然石を積み上げ、いくつかの小さな堰堤を必要なところに構築すればいいと思います。
江戸期に作られた吉野川みたいにすればいいのです。
そうすれば椿山ダムのようにいつも茶色な泥川になることもないでしょう。

自然石を使えば魚道も造りやすいし、堰堤では石の中で生物が生息できるようになります。

そしてその堰堤のすみの方に太陽光電池と組み合わせたハイテクの小型水力発電機を設置し、スマートグリッドのための電力供給施設を作り、その地域にだけ電力を供給すれば、より効率的ですね。長い送電線も要りません。送電線が切れて孤立することもないでしょう。

それに工事そのものが小さくなるので、各地域の建設業者に分散して工事発注出来るようになり、これまでのように大きなダム建設で大手ゼネコンだけが儲けるということもなくなります。

いろいろ工夫して効率のいい、システム的な水害対策を講じてほしいです。

民主党が政権を取った時、ダムはなくす方向に行くとマニフェストでうたっていたのに最近はどうも様子がおかしいです。

そんなとき、ダム建設中止を宣言した橋下知事に拍手ですね。