漢字の書き取り2012年08月22日 22時35分51秒

今夏休みです。

クラブ活動をしているような学生さん達が電車の中で宿題勉強しています。特に多いのが漢字の書き取りで、たくさんの漢字を5つくらいづつたくさんの枠に書き取るものです。私もその昔やりました。

彼らを見ていて気になることの一つに、鉛筆の持ち方があります。
8割方が親指を立てて鉛筆を握った感じで字を書いていることです。
いかにも書きにくそうに鉛筆を運んでいます。
いままでおおかたは、箸の持ち方は親に、鉛筆の持ち方は先生に習ってきました。

最近は教えないのでしょうか?

バットを握るような持ち方では長い時間筆記できないと思います。
その証拠にそういう持ち方をした生徒は、時々手を休めて親指の付け根をもんでいます。

見た目にもきれいでなく、毛筆の微妙なタッチが書けないのではないかと思います。

漢字の筆順は私も偉そうなことをいえず、まだかなり間違っていますが(学生さんが書いている書き取り演習の書き方を見てあれ!と思う字があります)鉛筆の持ち方は普通だと思っています。

しかし最近は、「昨日の常識は今日の非常識。昨日の非常識は今日の常識」の時代です。

これでいいのでしょうかね?
字を書く合間の友達との会話もこれが学生かという稚拙な内容です。

なんとなく今の日本の衰退とリンクしているような気がしてなりません。

よく日本の町工場の、世界トップレベルの技術を紹介する番組がありますが、そこに登場する技術者が私と同年代で、高齢になりつつあるということが気になります。

これは私だけの思いか知れませんが、鉛筆をバット握りで字を書いている人たちにこれからの難しい時代の日本を支えていけるのだろうか?と少し不安な思いをしているこのごろです。

こんなことをいうと、「うざい」といわれるのでしょうね。
次の時代は任せておけ、と言ってほしいです。

勉強している隣では若い女性が一生懸命お化粧をしていました。

ふー。