青春18きっぷで ― 2015年12月21日 23時24分16秒
鎌倉からの帰りは、青春18切符を使ってみました。
東海道線を藤沢駅から乗りました。
切符で中に通るとき気が付いたのですが、快速電車がなく普通ばかりということでした。
スマホの乗り換えアプリで快速を探したのですが、ない。
この路線は青春18切符に向かないことを知りました。新幹線が並行して走っているので意識的に快速をセットしていないという気がします。
空を覆うような陸橋。
電車が来ました。
熱海はやはり温泉郷。
駅前に足湯があり、大勢の人が入っていました。
静岡駅前のわけのわからないモニュメント。
針のない時計台?
日本の主要駅前の無駄なモニュメントの多いこと。
このモニュメントもなんか修景になじんでないですね。
この高さでは針が壊されるのは必然です。
昼食はカレー。
浜松駅前。ここでもお金がかかっていそうなモニュメント。
大きな石のボールが水圧で浮かんでいますが、このタイプのモニュメントは結構あるのですよね。こんなモニュメントを作る費用があれば、休憩スペースをきれいに整備したほうがはるかにおもてなしになると思うのですがどうでしょうか。
ゆるキャラ。
歳末義援金募集。あまり上手でないトランぺッターがクリスマスソングを吹いていました。
浜松から新幹線で帰ってきましたが、やっぱり速いですね。
列車での移動は時間があるので、開高健の「オーパ、オーパ!(モンゴル・・編)」を読み通しました。
今までは高橋昇さんの写真が素晴らしいので文を少し読んでつい次の写真を見てしまい、走り読みになっていました。
今回じっくり読むことができました。
開高先生にとってこの本が最後の釣行になったと思います。
文中でも背中の痛みや手足のしびれたびたび書いていて水泳でごまかしているとよくぼやいていますが、病はこのころから魔の手を伸ばしていたのかもしれません。
蒸留酒を毎晩飲んでいる様子も書いています。
大酒、夜更かし、そしてたばこなどで寿命を縮めたのかもしれません。
この本の中で先生はブラックバスだけがトロフィーサイズを釣ってないということで、日本でトロフィーサイズを、と池原ダムや琵琶湖に行き大物を狙いあえなく惨敗したくだりを書いています。
釣ったバスの大きさでは私のほうが勝っているかもしれません。
これらのシリーズを撮った高橋昇さんも開高先生の後を追うように、すでに亡くなっています。
オーパシリーズのどの本でも「うまい!」と思わず唸るような写真を撮っています。
二人とももっと長生きしていただいて、オーパのようなダイナミックな釣行記を超えた、イワナやアマゴ釣りの繊細でち密かつユーモラスな、釣りのあれこれを書いて写してほしかったと改めて思いました。
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