聖の御世2009年08月28日 12時19分39秒

古事記下の卷一は仁徳天皇のことですが、その中に、「天皇が高い山に登り、四方をごらんになって仰せられますには、『国内に烟りが立っていない。これは国がすべて貧しいからである。それで今から三年の間人民の租税労役をすべて免除せよ』と仰せられました。これ故に宮殿が破壊し、雨が漏れますけれど修繕なさいません」という下りがあります。

結果民衆は、生活も安定したため租税も払い、労役にも進んで参加したそうです。
それで、「この御世を称えて『聖の御世』と申します」
小さい頃この物語を読んだことがありますが、今改めて勉強してみるとおもしろいですね。

なんか今の日本のことを書いているようですね。そして今度の選挙に通じてますね。

1600年前のことのように思えません。ある意味人間とその社会はそれほど変わらずにきているのかもしれません。
確かに技術は進んでインターネットなどで世界は狭くなったというますが、人間そのものの本質は変わってないですから。それに当時から外国とも我々が想像する以上に盛んにやりとりしてたようですしね。

民主党にマニフェストの実現をがんばってもらって、平成の聖の御世にしてもらいましょうか。それには我々民衆も協力しなければだめですよね。

それにしても古事記や日本書紀、日本人ならやはり勉強しておくべきだったと反省しています。
小さい頃からずっと、そして安保闘争華やかなりし頃は、天皇家が勝手につくった絵空事と教えられ、そう思ってきましたが、日本人の基本思想や国や言葉を学ぶ上でどうしても押さえておかなければいけない古典であることは間違いないと思います。
イザナギとイザナミが結婚して作った島々の地名と場所を探すのもおもしろいですね。熊野古道沿いの地名もたくさんあるので、熊野古道のホームページに追加して行きたいと思います。
神武天皇も難波から熊野、そして吉野から大和に行ってますものね。これはもうこだわるしかないです。
私の判断では、神武天皇東征は確実にあったと思っています。天皇であったかどうかは別として、誰かがその勢力を広げるためにあちこちで戦ったのだと思います。それがシルクロードを渡ってきた他国の人としたらもっとドラマチックになりますね。