在来種が危ない!2017年11月06日 12時33分00秒

メダカ
先日テレビを見ていると東京の多摩川にグッピーやピラニアが繁殖していると番組の中で捕まえて紹介していました。

グッピーは暖かいところの魚ですが多摩川の水も暖かくなり越冬できるようになったようです。
グッピーはともかく、ピラニアなどが繁殖されてはたまったものではありません。

10月29日の日経新聞で、外来種のことを特集していましたが、外来種のカテゴリーは3つあり、一つ目が海外から日本に輸入されたものでよく知られているブルーギルやバスがこの中に入ります。

二つ目が、国内の魚を生息していない他の地域に移植したもので、ヘラブナなどがこれにあたります。

そして三つ目が、人工的な改良による品種の放流ということで、これには金魚、ヒメダカ、ヤマトゴイなどが含まれるということです。

普段見る鯉などは在来種と思っていましたが、在来の純粋な鯉は琵琶湖の深いところに生息しているくらい、ということでした。

在来の鯉は警戒心が強くて人が近づくとすぐ逃げるらしく、普段我々が目にする鯉はほとんどがヤマトゴイで、本来は中国などに由来する養殖用の品種だということです。
鯉は国際自然保護連合(IUCN)の生物多様性に影響を及ぼす外来種に指定され国際的にも規制の強化がなされているということです。

メダカも交雑種や外来種が問題になって久しいですね。

これは魚類だけではなく、サルなども台湾サルとのハイブリッドが問題になっています。

多摩川のグッピーやピラニアは、飼っていた人が手に余ったか飽きてきたかで、殺すに忍びないからと、川に放流したであろうと思われます。

また小学校のイベントなどでも鯉を大量に放流したりしていますが、生態系に大きな影響を与えるということです。
本来の生態系維持のために、お互い十分気を付けていかなくてはと思います。

とはいいつつ、外来魚であるブラックバスを釣って楽しんでいるところにいつもジレンマを、感じています。

写真のメダカは私が近所の溝ですくってきたメダカですが、これも本当に在来種かどうか、自信がなくなりました。