里山 ― 2016年12月05日 22時28分20秒
先日大銀杏を見に行った折、近くの在所の小径を歩きました。
いいですね。
いかにも里山という感じがしました。
コンクリートとガラスとそしてプラスチック大流行の昨今、こうした景色を見るのは逆に新鮮な気持ちになります。
それらを見ているとそこに住んでいる人びとの生活がイメージできます。
これが日本の本来の姿ではないのかなと思います。
夕日に柿の木が美しく、壁に映った影もまたいいですね。
トタン壁が半分塗りかけというのがまたいい。
ドラム缶はここに放置されてかなりの年数が経つのでしょう、錆びて割れてきています。穴のあいたところからは、草がでています。
鉄が自然に還るときは味が出てきます。
放置されたホダ木。
もうだいぶ経っている感じですが、自然のものはそのままでも景色になります。
これがプラスチックだと絵になりません。
この様々な形の石を積み上げたところが何とも味があります。
ドラム缶とカーブミラーの取り合わせも面白いです。
古い看板に貼り付けた広告はすべて禿げてしまっています。
アートのようです。
私も外国を歩くときは、こういう景色を楽しみます。
外国から来た人びとも同様にこうした飾らぬおもしろさを楽しむのじゃないだろうかと思っています。
日本のIRでお客様を呼ぼうとするその方向を間違わないでほしい、と望みます。
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