懐かしのカブ ― 2016年04月20日 12時27分25秒
高校2年生から乗り始めたホンダカブ50CCです。
このころからすでにレッグシールドを外して乗っています。
今はいろいろオプションパーツがあって楽しめますが、当時はなかったですね。
それにしてもこのOHVエンジンはタフでした。
いくら走ってもバテることはなく修理も簡単でした。
燃費もよかったように思います。
このスタイルを作り出した設計者に拍手です。
他のメーカーもいろいろ似たスタイルのバイクを出してきましたが、大きな違いはメンテナンスのやりやすさだったと思います。
エンジンを降ろすのにもカブだと30分ほどでできました。
他のメーカーの同タイプはいろいろ外すところが多くて1時間以上かかりました。
4サイクルエンジンというのもよかったですね。
それやこれやで売れ行きに差が付き、結局はカブの独壇場となりました。
小さなエンジンですけどタフによく走りました。
スピードメーターが壊れたのでスクラップ場から他のバイクのメーターを外してきてつけていました。
高校生の間このバイクであちこち走り回りました。
まだ舗装されていなかった国道42号線を走り白浜まで往復したのが一番長いツーリングでした。
そのころは狭くてカーブが多いため事故が多く、「酷道死に号線」といわれていました。
とにかくやたら時間がかかり、帰ったときは砂埃で顔が真っ白でした。
今は舗装されていない道の方が少なく、KLE400で探して走りますが、当時は国道42号線が田辺から新宮までずっとダートでした。
天皇陛下が紀南巡幸したとき、簡易舗装され、それから徐々に舗装されはじめました。いまから40年くらい前ですね。
いまでも熱烈なカブファンがいます。
なかでもクロスカブは人気があり、私も欲しいバイクのひとつです。
各自治体も災害対策用にこのバイクをそろえておけばいいのにといつも思います。
前の会社で、阪神大震災の支援に行きましたが、会社には連絡用のカブが20台くらい並んでいました。私たち支援スタッフはそれで災害復旧のお手伝いをしました。
最近のコメント