御堂筋の看板2013年08月02日 22時40分11秒

御堂筋の看板規制が外されるかも知れません。

それにしても日本人はどこへ行くのでしょうか?

少し前まで大阪も雑然としていましたが、それなりの美しさを保っていました。それがだんだんビルが建ってきて、市電がなくなって、普通の町になってしまいました。最後の砦が御堂筋です。

先日の選挙の時にも景観の保全をいう人はあまりいませんでしたね。
景観や自然保護などはいっても票になりませんから誰も取り上げません。

それに国民もよほどのことがない限り、声をそろえていうことがありません。あれだけ生態系や自然に影響のある河口堰なども作れるだけ作ってしまいました。できてしまったと、魚が減ったとテレビのインタビューに答えていますが、これは建設前からわかっていたことです。

日本人は、日本の国土を全員で壊しまくって、あげくに外国にまでいって、昔ながらの景色や景観を見に行っています。

どこかおかしいですね。

日本もわずか40年ほど前はきれいだったのです。
そのもっと前は世界中のあこがれでした。

そんな壊れかけた日本の景観も、わらぶき屋根の里や古い宿場町などは人気があります。それらは何も特別なものではなく、日本中がそういう景色だったのです。

御堂筋、特に北はいい街並です。
これが看板規制がはずれ看板が林立するようになると平凡な街になるでしょうね。

最近は何かあると政治家のせいにしていますが、よくよく考えると国民がどんな国に住みたいのか、どんな生活をこれからしていくべきなのか全く考えてなく、世界が見えていず目先のもうけにばっかり走っています。

景観をどうするか自然をどうするか、日本をどう形作るのか、どんな生活を望むのか、今きちんとベクトルをあわせて国民の進むべき方向を明確にしていく必要があります。
そういう営みをして理想に近づけることが、生活の満足感にもつながることだと思います。

いまのままだと世界の国から馬鹿にされます。もうされているかな。

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