鳥の分布2017年03月14日 21時29分28秒

今日新聞のスクラップをしていると「カラス都会を去る」という見出しで、鳥の分布に変化があるという記事がありました。

都市部のカラスが2000年には18664羽だったのが2015年には4816羽に減っているそうです。
カラス対策が功を奏した結果で、徐々にその数を減らしています。
ところがツバメやスズメも数を減らしているということです。

これは巣を作る場所がなくなったせいでしょうね。
今の家は彼らが巣を作るところがないですね。

我が家では毎年換気扇の隅に巣を作り、子育てをしています。
今も巣作りの準備をしているらしく、かわいらしい足音が聞こえてきます。

記事では、繁殖の失敗率も都市部で高い数値となっているようでそのことも個体の減少に輪をかけているようです。

ところが森林の復活や自然を生かした護岸工事が増えたせいで、カワセミやオオタカが増えているとも書いていました。

注目すべきは人が餌をやっていたドバトは浅草寺に2000羽いたのが餌をやらなくなってから50羽に減ったそうです。また不忍池のオナガガモも6000羽から70羽に減ったということです。

やはり人による餌やりも生態系に大きく影響を与える、といういい例です。

文中で、都市鳥類研究会の代表は

「鳥は社会の鏡だ。新たに進出する鳥も消える鳥も都市が抱える何らかの問題を映している」

と指摘しています。
都市部の鳥の栄枯盛衰は、人間は鳥とどう共生すべきかという問題を
訴えかけている。と締めくくっていました。

なんとかいいバランスでこれからも楽しませてほしいですね。